この時の小笠原航路は鳥が少なかったです。
でも、鳥が居ない退屈さに気が抜けたのを見透かしたように海鳥たちは突然飛んで来ました。
この時も日が傾いた頃、船尾の方からオーストンウミツバメの群れが突然現れたのです。
次々に飛んできたらしいのですが、鳥が小さい、速い、もう薄暗いし、遠い・・・息が止まりそうな緊張感でしたが、
何とか撮影できて嬉しかったです。初見初撮りです。(likebirds妻)
写真はすべてクリックすると拡大してご覧になれますが、無理にトリミングしてますので画質悪いです。
オガサワラ航路2日目の午前7時過ぎにオーストンウミツバメを夢中で探しているうちに、オガサワラヒメミズナギドリを初見し損なったのですが、結局そのとき自分はオーストン君も写真には撮れませんでした。何しろファインダーを覗いていると、大海原の波の合間を数羽のハエが舞っているようで手に負えませんでした。これはどうしてもオーちゃんだけは写真に残したいと気張りましたが結局のところダメダメで父島に着いてしまいました。僅か2時間強の滞在の後、父島を出航してまたオーちゃんを探しましたが全然ダメで自分の鳥運を少しばかり恨みだした午後4時40分にオーストンウミツバメの群れに遭遇しました。もう少し遅れていたら黒っぽいオーちゃんは撮影不能になるところでした。さっそくオーちゃんたちと格闘しましたが何しろ小さい小さい。動きも法則性がなくてトリッキー。海面スレスレを飛ぶのであっという間に波間に隠れて見失います。ところで小笠原航路は片道1000km。これを25時間で航海するのですから単純に計算して時速40kmですよね。こりゃー走っている車の中から飛ぶ鳥を撮影するようなもので自分の技量では無理なのでは?などと考えながら...でも必死にオーちゃんを追いました。2等船室に戻ってからモニタで初列の根元の白いのが混じっていないかとか、腰の白いのが写っていないかなどと探しましたがオーちゃんだけだったようです。鳥果はともかく、やけに気分は盛り上がった一日ではありました。(likebirds夫)