ウトウ、ケイマフリ、ウミガラス、ウミスズメ 北海道旅行その5 羽幌フェリーと漁船クルーズ
 いよいよ天売島へ向かいます。
フェリーに乗って1時間半余りで島に到着。
直ぐに漁船でのクルーズに乗ることになりました。小さな漁船にベンチが作ってあって、座って海鳥や景色を見ることができます。
防水のポンチョ風カッパと救命胴衣を着て出航しました。このポンチョが厚手でしっかりしていて、波しぶきも海風もブロックしてくれて快適でした。
この「漁船クルーズ」には乗ってみるつもりでいたのですが、島について直ぐに乗ることになるとは思っていませんでした。
でも、もしかしたら振られるかもしれないと思っていたオロロン鳥(ウミガラス)を、しっかりと見ることができて、本当にラッキーでした。
「ウミガラス見れました」と大喜びで宿に入りました。(likebirds妻)


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天売島へ向かうフェリーが羽幌港を出発するとすぐにウトウの群れに出会いました
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霧が濃かったですがウトウの群れは切れ目なく飛んで楽しませてくれました
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天売島に到着後、そのまま漁船でのウォッチングです  ウトウを間近で見ることが出来ました
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霧の中を漁船が進みます  ウトウがたくさん浮いています
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ケイマフリは何回も飛んでいましたが、1枚だけ何とか撮れていました
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可能性が低いと予想していたオロロン鳥(ウミガラス)があっさりと海に浮いていました  これは超ラッキー!
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枯れ木も山の賑わいで左向きも...
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オロロン鳥のパタパタサービスです
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連写連写のパタパタ
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しばらく楽しませてくれましたが、最後は後ろ向きに飛び去りました
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多シャッター病再発  このオロロン鳥(ウミガラス)に各々200枚以上  没多数ですが
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既定時間となり帰港する直前に可愛いウミスズメも来てくれました
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潜られちゃうかと思いましたが、寄らせてくれました
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 泊まった羽幌の宿で朝食を済ませて、天売島へ向かって8時30分に出発です。羽幌のフェリー乗り場はカーナビやグーグルマップの示す場所とは違っていて「新フェリー乗り場」に移転していました。前日の投宿前に下見をしておいたので慌てずに済みました。
 フェリー乗り場では同世代の関西弁のご夫妻と出会い、お話をする機会がありました。そのご夫妻は国内だけでなく、海外も頻繁に旅して写真を撮られているそうで世界三大瀑布もヘリコプターで行って撮ってきたと言われていました。そのご夫妻は我々の乗るフェリーよりも30分ほど早く出る高速船に乗って天売島へ向かわれました。ところが我々の乗ったフェリーに途中寄港する焼尻島からそのご夫妻が乗船して来られたのでびっくりしました。「高速船とフェリーの時間差を利用してタクシーで1時間の焼尻島観光をしてきたんや。良かったでーー。」と言われ、流石に旅慣れた人は違うと感服しました。
 フェリーで天売島へ向かう途中はデッキで海鳥撮影を楽しみました。オオセグロカモメやウミウ、ウミネコなどが飛んでいましたが、やはり夢中にさせられたのは初見初撮りのウトウでした。切れ間なくウトウの群れが飛び数え切れないほど写真を撮りましたがまともなものはほとんどありませんでした。その後も全体にボンヤリしていて何処にもピントが合っていない写真ばかりでした。理由は良くわかりませんが、要するに下手なんです。という訳で今回はほとんどがlikebirds(妻)の撮った写真です。
 10時過ぎに天売島に着くと、予約しておいた宿の人が迎えに来てくれていました。その横には小型漁船を使った海鳥クルーズの申込所があって、何も考えることもなく流れで乗ってしまいました。一応、海鳥を見るなら早朝のほうが良いのではないかと質問しましたが、船長さんは鳥はタイミングだけだからそんなの関係ないよと言われました。荷物を宿の人に預けて漁船に乗り込むと、先ほどの関西弁のご夫妻も同舟でした。船長さんが「あんたら左側に座れ。」と言うので従いました。この漁船でのクルーズは今年から始まったもので、2艘就航しています。それまではもっと大型の観光船が島の周囲を1周していたそうですが昨年で廃止になったようです。観光よりも海鳥♪と言う人には出てくる海鳥に合わせて船長さんが操船してもらえるこの小型漁船のほうがよっぽどありがたいと言えます。
 10人乗りくらいの漁船はほぼ満席状態で濃霧の中を出航しました。港の堤防内のうちは良かったのですが、外海に出ると「聞いてないよーーー!」と叫びたいほど良く揺れました。被る波飛沫も半端ではありませんでした。乗船前に救命胴衣の下に頭からすっぽり被る合羽を貸してもらっていたので濡れずには済みましたが。船は北を上にした地図で反時計回りに島を巡りました。望遠のカメラを持った私達を見て、船長さんが左側に座れと言ってくれた理由がわかりました。左に座っていればずっと海から島側を見ていられるのです。
 ありがたくない濃霧の中を船は進みます。島の北側は景勝地で100m以上の断崖絶壁が目の前にそびえ立って圧倒的な迫力で迫ってきます。サスペンス劇場のロケもこの断崖では危なくて無理だろうなどとこの光景に相応しくない考えが頭に浮かんできて我ながら呆れました。
 船はかまわず進み続け、やがてウミネコとハヤブサの繁殖地と言われる観音崎に差し掛かります。切り立った断崖自体は霧の中でも良く見えるのですが、営巣状態などはまったく見えませんでした。崖に付いた大量の白い糞が印象的でした。ハート型の崖と言うのがあって、どんなものか眺めると、たまたま崖がハート型に崩れたようなものでした。かぶと岩、女郎子岩、屏風岩と景勝地を見ながら進みます。この間にも海上にはウトウがたくさん浮いていて飽きることはまったく無いのですが、何しろ船が揺れて眺めるのが精一杯で写真どころではありません。断崖の下には岩礁があり、ウミウやヒメウ、オオセグロカモメなどが散見されました。景勝の屏風岩あたりから船長さんが「赤い足のケイマフリが飛んでいます。あっもう2羽とんでいます。」とアナウンスされるのですが、周りを見回しても大量のウトウが浮いたり飛んだりしているのみで見つけることが出来ませんでした。途中からわかったことですが、このときウトウは海面スレスレを飛んでいましたが、ケイマフリはそれよりかなり高いところを飛んでいたのです。船から空を見上げるとケイマフリを見つけることが出来ました。
 で、写真ですがこの揺れです。なにしろ着用していた救命胴衣をときどき意識するほどの揺れですから、左手でレンズを持ち、右手でカメラを掴んで親指はAFボタン、人差し指でシャッターボタンを触りながら飛ぶ鳥をファインダーで追うのは技術も要るでしょうが、その前に勇気が要ります。つまり左右前後に揺れまくる船のベンチに座りながら船のどこかを必死に掴んでいる手を両方離すことになるので勇気と言うか度胸と言うかそういうものも必要になります。ケイマフリは1枚だけ写っていました。
 書き忘れましたが、この辺にはところどころでゴマフアザラシが平らな岩礁の上や極小の砂で何頭もゴロゴロしていました。海上に頭だけ出して泳いでいるのも居ました。大きいので一般の人でも多少ズームの効くカメラなら上手く撮れるようで他の皆さんもしきりにゴマフアザラシを撮影していました。それにしても素っ裸で岩の上で波に洗われながらゴロっと横になって痛がらないのは大したものです。
 天売島はウトウの世界最大の繁殖地で観光の売り物は何といっても夕刻に行われる80万羽~100万羽の帰巣だと思います。自分達もそれが目的でやって来ているのですが、もうひとつ鳥見の人の運命を分ける鳥さんがいます。国内では唯一天売島だけで繁殖するオロロン鳥(ウミガラス)を見ることが出来るかどうかです。以前は40000羽も居たそうですが、その後みるみる激減。昨年は35羽(だったかな?)、今年は27羽が天売島にやって来ていることが確認されています。そのオロロン鳥が天売島のほぼ西端にある赤岩の岩穴で保護されながら繁殖しているのです。その赤岩付近に我々の漁船がやって来ました。スクリューは超低速回転。霧がかかった水面を必死に探します。「あっいるいる!」意外とあっさりただ1人立っている船長さんが見つけてくれました。スクリューを停止したり、低速回転にしながら船長は船を操作してくれます。「近づきませんよ!すぐ潜っちゃうから。」 オロロン鳥も漁船も漠然と波に揺られているうちにだんだん距離が縮んできたのは嬉しいことでした。さらにこの時、船は恐怖を感じるほどには揺れませんでした。オロロン鳥はウトウの群れに混じりかけたり、離れたりしながら最後には我々に背を向けて飛び去りました。見ている間にオロロン鳥は1度も鳴きませんでしたが、繁殖穴へ呼び寄せのための拡声器が「オロローーーン、オロローーーン」と鳴り響いていました。撮影データを後で調べるとオロロン鳥は11分間も視界の中に居てくれていました。まったく自力では何もしていませんが賭けに勝ったような気分がしました。船長さんの口車に乗せられて本当に良かったと感謝した次第です。
「そろそろ帰りま~す」と船長さんが言ったとたんに慌てて船を止めました。3羽のウミスズメを見つけてしまったようです。親切な船長さんはウミスズメが遠くなるまで見せてくれました。
 時間を取り過ぎたのか、島の南側を港へ向かう漁船は猛スピードで波を蹴るように走りましたが左手は船の縁、右手でベンチをしっかりと掴んでいたのであまり怖くはありませんでした。(likebirds夫)
 






羽幌港の消波ブロックにオオセグロカモメが止っていました
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ウミウがヒラメを捕まえて咥えていました
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空にはウミネコが飛んでいました
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ウミウ2羽の飛翔
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ゴマフアザラシです  野生のものを見るのは初めてでした
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by likebirds | 2015-07-08 06:00 | 北海道旅行 | Comments(10)
Commented by 横浜のうさぎ at 2015-07-08 08:17 x
お二人さん おはよう

ラッキーな北海道 加速つけて超ラッキーが
揺れる漁船もなんのその ここまで素晴らしい画が並び
いやーー 文章まで なんか揺れてるような(笑)

紅いアンヨのケイマフリの飛びものまで
それにしてもオロロン鳥が近くで撮れましたね よーラッキー夫婦 ♪
Commented by likebirds at 2015-07-08 09:10
横浜のうさぎさん。コメントありがとうございます。

楽しみにして遠征がトリプル台風にぶち壊されちゃいましたね。
CF2枚も買い増したり、服買ったり、カロリーメイトやその他の
食料も買い込んだので大損害ですよ。

天売のオロロン鳥はダメだろうと思っていたので、その分だけ感激
が大きかったです。漁船の船長が「タイミングだけ」と言っていた
のは本当です。
長いダラダラ文は自分のボケ防止のためだけですので、読まずに
スルーして下さい。(likebirds夫)

Commented by 横浜のうさぎ at 2015-07-08 09:40 x
?ぼけ防止

何を仰いますかうさぎさん あれっlikebirdsさんですよ
CFを2枚とか カロリーメイトなど買ったのを覚えているだけで心配ないですよーーーだ(笑)

でもなぁ 服はなんで新調したのかなー(笑)
おいらなど潮風あびて 帰りは捨ててもいいような古着で行こうとしたのにさー(笑)

あの~このコメントにレスはいらんからね
おいらのぼけ防止の為だけに書いただけだからさ ぷぷ
Commented by likebirds at 2015-07-08 14:35
横浜のうさぎさん。

服を新調した理由ですか?
ええと...
郁恵ちゃんの
♪ 夏のおじょうさん ビキニがとっても似合うよ 刺激的さ~ ♪
が多いと思ったので...。(likebirds夫)
Commented by youshow882hh at 2015-07-08 16:38
こんにちは。ゆーしょーです。
北海道へ行った甲斐があり、内地では見ることが出来ない鳥を撮ることが出来ましたね。
ウトウとは「ウ」が2文字もありますが、鵜とは関係ないそうですね。
ウトーと発音するそうですね。
鳥の観察用の船があるとは知りませんでした。

ウミガラスを初めて見せていただきました。
カワガラスは写真で見たことがあるのですが、カラスにも色んな種類があるのですね。
この小さな島にも定時制の高等学校があり、生徒数が1年~4年で5人ということも知りました。
今日はいろんなことを勉強することが出来ました。
ありがとうございました。
Commented by likebirds at 2015-07-08 17:40
ゆーしょーさん。コメントありがとうございます。
勉強好きのゆーしょーさんらしいですね。
早速お調べになったのですね。
私もにわか勉強でウトウはアイヌ語で「突起」と言う意味だと
知りました。繁殖期にクチバシの上部にに突起が生えてくること
ことから来ているそうです。
ウミガラスはウミスズメの仲間で陸にいるカラスとは関係が
ありません。あえて言えばペンギンに進化する途中の鳥で
飛びますが潜水がとても得意です。(likebirds夫)
Commented by トシ at 2015-07-09 09:27 x
やはり、鳥運は好調ですね。
クマゲラの時も良かったですね。
今回も運よく、オロロン鳥に遇えて写真をにバッチリ撮れて最高ですね。
黒い頭の中の目で、黒の中に埋没してしまいそうな小さな目がしっかりと写し込まれていて見事です。
ウトウの数も凄いですね。こんなに居るんですね。驚きです。
Commented by likebirds at 2015-07-09 11:32
トシさん。コメントありがとうございます。
鳥運についてはたしかに順調な滑り出しだったと思います。
その後暗転しますが...。
オロロン鳥は天売島最終日に小型ボートでのウォッチングに
期待をかけていたんですが、流れと勢いで乗った漁船で見る
ことが出来て最高でした。
ウトウは天売島が世界最大の繁殖地ですから河原の石のように
海に浮かんでいました。その迫力は自分には表現力がなくて
不可能です。(likebirds夫)
Commented by よっちゃん3 at 2015-07-09 15:00 x
likebirds さん: こんにちは、よっちゃん3 です。

船上での鳥見は、大変そうですね。船に弱い私は、
今回の解説を読ませていただくだけで酔ってきそうでした。
でも、ケイマフリやウトウ、それにオロロン鳥などの写真
を拝見させていただくと、それだけの苦労をする意義が
あるのだと納得しました。でも、私には無理、というのが
結論です。崖の上からそっと覗いてみる程度しかできそう
にありませんね。とにかく、天売島遠征、お疲れ様でした。

では、また。
Commented by likebirds at 2015-07-09 16:15
よっちゃん3さん。コメントありがとうございます。
この天売島では船に乗らずに海鳥を見る方法もあります。
陸からでもウトウはいくらでも見ることが出来ますし、崖の上
からケイマフリやオロロン鳥も充分に撮影することが出来ます。
よっちゃん3さんの超望遠なら鬼に金棒です。
オロロン鳥には会えませんでしたが、私達の陸から見た海鳥を
後日UPする予定です。(likebirds夫)
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