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オオジュリン、オオセグロカモメ、ウミウ   北海道旅行その37  霧多布
 根室から霧多布に向かう国道に沿って、原野の中を走る線路がありました。
北海道では、何度もそういう風景を見てきました。
この時もこの線路に電車が走るのを見てみたいと思いながら、カラフルで可愛い茶内駅を横目に見て踏み切りを渡ると、茶内駅に電車が止まっていたのです。
急いで車を寄せて、小さな電車を撮影しました。その時は、ルパン三世号とは思いもせずに・・・。
その後、霧の中の霧多布湿原から霧多布岬へと向かいました。
岬に続く道の両側に果てしなく続く湿原の景色は、夢の中にいるような幻想的な美しさでした。
霧多布岬は冷たい北風が吹きすさび、鳥の姿はほとんど無くどんよりした冷たい景色が広がっていましたが、それはそれでとても素敵だと感じました。
(likebirds妻)


写真をクリックして拡大画像をご覧下さい


根室本線茶内駅に電車が止まっていました
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ルパン三世号だったことに後で気が付いたのです
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霧多布湿原に入ると左は純白のワタスゲが群生し...
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右側は黄色のエゾカンゾウ群生地でした
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霧多布岬の根っこに到着しました
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岬突端へ向かう道標にオオジュリン
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霧多布岬の最先端
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やっと自然な岩場でオオセグロカモメの営巣を見ることが出来ました
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岩場のウミウの群れの中にオオセグロカモメがポツンと1羽
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 霧多布岬にはもともと訪れる計画をしていましたが、ユキホオジロの夏羽が来ていると聞いていたので根室に滞在中に足を伸ばしました。根室から根室釧路国道を西進して、茶内駅の踏み切りで根室本線を渡りました。話題の車両とも知らず、俄か鉄っちゃんの後、釧路湿原に入りました。空は曇天で霧が出ていて、低温のため車の窓ガラスは曇りました。広大な原野の中央をほとんど曲がることなく、前にも後ろにもまったく車が居ない道路をまっしぐらに疾走するのは現実感を失います。目的地へ急ぎたい気持ちと、このまま長くこの場所を走っていたい気持ちが葛藤しながらワタスゲとエゾカンゾウの野原を夢を見るように走りました。後日、宿泊した宿のマスターが「この世とは思えない」と言われていましたが、その通りです。この自然に包まれている心地よい感覚は車内にいるときの話で、写真を撮ろうと車を止めて車外に出ると印象は一変します。車外の風景は巨大な厳しさで自分に匕首を突きつけるように迫って来て圧倒されました。終わらない異常気象を恨みながらの旅行でしたが、この経験は幸運だと思いました。
 ユキホオジロは霧多布岬の突端へ向かう道の駐車場付近に出ていたそうですが、いくら探しても見つけることは出来ませんでした。ユキホオジロは珍鳥ですから誰か1人くらいはカメラマンが居るのではないかと思ってやって来ましたが付近は無人でした。遠くにオオジシギの声が聞こえ、灯台へ向かう道標の上にオオジュリンが鳴いていました。
 その駐車場に車を止めて、霧多布岬突端へ行き持参の自撮り棒を使ってスマホで記念撮影を何枚も写して廻りました。霧多布岬からそれに続く岩礁を見下ろすと、数羽のオオセグロカモメが見えました。よく見ると抱卵しているところでした。天売島では霧に阻まれ見ることが出来なかった岩礁で営巣するオオセグロカモメをやっと見ることが出来ました。関東で冬によく見かけるオオセグロカモメの営巣地を見てみたいという希望が叶いました。(ウミネコはダメでした。) 大きなコロニーではないので、オジロワシに狙われたらひとたまりもないでしょう。
 ユキホオジロはこのときは見ることが出来ませんでしたが、2日後に訪れたときには居てくれました。夫婦で佃煮が出来るほど撮影しました。(likebirds夫)



by likebirds | 2015-08-18 06:00 | 北海道旅行 | Comments(6)
Commented by youshow882hh at 2015-08-18 11:00
こんにちは。ゆーしょーです。
「ルパン三世号」 という気動車があるのを知らなかったです。
四国向けと北海道向けのルパン三世号が造られているのですね。
北海道にはなんと急行仕様のルパン三世号があるのですね。
気動車の横面が分からないですが、ルパンでも描かれているのでしょうか。
Commented by bbex18731 at 2015-08-18 16:59
こんにちは、風の竜馬です。
ルパン三世号という電車があるんですね。
確かルパン三世の作者モンキーパンチが根室あたりの立派なお医者さんのアシスタントをしていた時代があったので、それに因んでいるのでしょうね。
霧多布、何度も訪れましたが雰囲気のある場所ですね。
Commented by likebirds at 2015-08-18 19:00
ゆーしょーさん。コメントありがとうございます。
JR花咲線(根室本線)に1車両だけルパン三世ラッピングトレインが走っているそうです。
四国の車両もあるのは知りませんでした。ありがとうございます。
この写真は大きく写っていますが、望遠レンズで撮っていますので、そのときの車両が
まさか、ルパン三世号とは思いませんでした。横面にはルパン三世、次元、五右衛門
銭形警部などのお馴染みのキャラクターが描かれているそうです。(likebirds夫)
Commented by likebirds at 2015-08-18 19:07
風の竜馬さん。コメントありがとうございます。
旅行の事前勉強でルパン三世号の存在は知っていましたが、このときは
まさか目の前の車両がそれだとは気付かずでした。
しばらく停車していましたから惜しいことをしました。
モンキーパンチ氏は浜中町出のご出身とのことで、モンキーパンチプロジェクトで
地域活性化に取り組むとのことで2012年から運行しているそうです。
霧多布は私は初めての訪問でしたが、もう1度行ってみたい場所です。(likebirds夫)
Commented by よっちゃん3 at 2015-08-24 07:21 x
likebirds さん: お早うございます。よっちゃん3 です。

私も同じルートを辿って霧多布岬を目指しました。
今回の解説記事を拝読して、その時の光景が目の前に浮かぶようでした。
私が線路を横断した時には、全く鉄道の影はありませんでした。
原生花園駅の時にも、その姿はありませんでした。もともと鉄道写真には
興味はありませんが、SLに出会った時には思わず撮影してしまいますね。

さて、オオジシギとオオジュリンは、私も霧多布岬の少し手前の駐車場で
姿を見ることが出来ました。と言うか、それ以外の鳥ではヒバリくらいしか
居ませんでした。そうそう、ショウドウツバメと言うのでしょうか、沢山の
ツバメが飛んでいるのは目撃しましたね(撮影せず)。

いずれにしましても、懐かしい風景を思い出させていただき、ありがとう
ございました。ついでに、あの寒さも再体感出来たらと思ってしまいました。

では、また。
Commented by likebirds at 2015-08-24 21:45
よっちゃん3さん。コメントありがとうございます。
私も鉄道の写真はほとんど撮ったことがありません。
昔の話ですが、秩父鉄道でSLがたまたま走っているのを
撮ったことがある程度です。
ルパン3世号と気付いていれば横からの写真を撮ったと思います。
霧多布岬では私も1度目はオオジュリン、ノビタキ、オオジシギでした。
ここでもショウドウツバメの営巣地がないかと探しましたが
見つかりませんでした。
霧多布岬は寒さに震えながら見ましたが、良い景色でしたね。
(likebirds夫)
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