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カツオドリ、オナガミズナギドリ、アナドリの雛たち 小笠原・硫黄島3島クルーズツアー(4)南島
  昼前に父島に上陸、焼け付くような日差しは眩しいほどでしたが、日影に入ると風が爽やかでした。
昼食を済ませてから、南島クルーズです。
穏やかな海に浮かぶ小さな南島は、全体がごつごつした岩場で出来ていて、とても歩きにくいところでした。
でも、絶景の扇池やカツオドリの雛など、ここに来なければ見ることに出来ない素晴らしい景色を見ることができて、本当によかったと思いました。
(likebirds妻)





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国の天然記念物南島上陸後の写真は東京都自然ガイドの指導・管理の下撮影しました





午前11時父島二見港に到着  あまりにもつまらない月並み写真でごめんなさい
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取りあえず撮った父島のメジロです。。ほんの少しクチバシが長い気がします
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昼過ぎに南島へ行くクルーズ船「ピンクドルフィン」  ド派手さ充分です!
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さあ! 南島に向けて出港です  後ろに父島二見港が見えます
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南島が近づくと船から可愛いカツオドリの皆が見えました  これは可愛い!
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海に張り出す岩場にちょこんと座ったカツオドリの雛、船からの撮影です
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少し進むとまた。。。揺れる船からの撮影です
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南島上陸後の写真は東京都自然ガイドの指導・管理の下撮影しました





船から下りて急な崖を登るとここにもカツオドリの雛が
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東京都自然ガイドさんに促されて岩穴を覗くと。。オナガミズナギドリの雛だそうです
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アナドリの雛  向こうを向いて座っていました
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別のオナガミズナギドリの雛  岩穴ではなく親が掘った穴とのこと
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綿帽子のような産毛、暑くないのかしら??
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頭の産毛が取れてカツオドリらしくなった雛
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翼をバタつかせてくれました  もうすぐ巣立ちでしょうか
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絶滅したヒロベソカタマイマイ
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半化石となってビーチの砂浜一面に散らばっていました
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這い蹲るように登った南島の高台から望む扇池の絶景。苦労した甲斐がありました
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扇池の反対側も絶景です  手前の緑は外来種とのこと
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[MORE]小笠原諸島の南島で撮ったその他の写真もご覧ください





 9月9日、小笠原・硫黄島3島クルーズツアー2日目午前11時におがさわら丸は父島二見港へ到着しました。11時半には父島への

上陸完了です。

 私たち夫婦は国の天然記念物の南島へのオプションを申し込んでありました。一旦解散の後、午後12時半に再集合です。それまでに

昼食を済ませなければなりません。食べ物屋はたくさんあり何でも食べられます。同じツアーを申し込んでいた先輩Sさんに付いて行き、

直ぐそばの売店で名物島寿司を買いました。

ここの寿司は島寿司本来のサワラではなく高級なカジキだとお店で聞きました。名物は後でも食べられるので、それを買い付近の東屋で

昼食にしました。

 この時の父島の気温は30度くらいで東京の酷暑ほどではありません。日陰に入って風に吹かれると涼しくて快適で死した。それでも

紫外線量は半端ではありません。照り返しも強く、慣れるまではサングラスが必須です。

 昼食後、スーパーやお土産店などを下見しているとあっという間に南島行の集合時刻になりました。午後1時、ピンク色の小型クルーズ

船「ピンクドルフィン」号で南島に向け出発です。波に揺られ潮風に吹かれながらピンクドルフィンは海原を快走し、約45分ほどで南島に

到着しました。到着前に南島の岸には何羽かのカツオドリの雛が岩の上にゴロンと座っていてとても可愛かったです。何枚も写真を

撮りました。こんな場所に外来肉食生物でも入ったらあっという間に遣られてしまうでしょう。

 南島には桟橋が無く、船の舳先から岩場へ下りて急こう配の崖をよじ登らなければならないと聞いていましたが、崖には階段と手摺が

設置されていました。動作のとろい私たちはかなり心配していましたが、これには助かりました。

 東京自然ガイドさんに引率されて島内の見物です。岩場にはカツオドリの雛が鎮座、透明な海の中には青緑色の鮫のような魚が泳いで

います。鳥の声で見上げると高いところにイソヒヨドリ、草地にはダイサギやセイタカシギが見えました。東京都自然ガイドさんに促されて

外来種灌木の茂る岩の穴を覗くとオナガミズナギドリの雛やアナドリの雛が見えました。この季節の南島では繁殖期が過ぎていて、

雛を見ることは出来ないだろうと諦めていましたが、可愛い雛たちを見ることが出来て感激でした。季節の気温差の少ない小笠原地方では

繁殖時期が比較的長いのかもしれません。

 南島のオプショナルツアーは楽しかったですが、思ったよりはよっぽどハードでした。平地は少なく、どこも急峻な岩場ばかりで

落ち着いて立っていられる場所がほとんどありませんでした。自分たちだけだったら絶対に登らない超急こう配の踏み分け道を登り下りします。

道中の外来の灌木は掴むとすぐに折れるので危なくて掴ることが出来ません。嫌でしたが置いて行かれるとシャレにならないと思って必死に

崖を登って下りました。でも滝の汗をかきながら登り切った高台からの眺めは文字通りの絶景でした。船の付いた鮫池、岩に穴の開いた扇池、

遠くには父島も見えました。扇池の砂浜で見た既に絶滅しているヒロベソカタマイマイが半化石となって散乱している様も壮観でした。

 南島は東京都自然ガイド同行必須で、1日の上陸人数制限や時間制限もある天然記念物ですが時間があれば1度は見ておいて損はない

と思いました。

 帰りの船は2階席に乗りましたが、疲れて居眠りをしてしまい椅子から派手に転げ落ちました。A社のガイドさん2名に見られてしまい

恥をかきました。(likebirds夫)

宜しければ[MORE]小笠原諸島の南島で撮ったその他の写真もご覧ください







父島の街  南島への出向前、左側のお弁当の旗のある店で島寿司を買い付近の東屋で昼食にしました  右側は生協スーパー
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父島を出港すると直ぐの岩場にカツオドリ
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南島の扇池と海へ抜ける洞穴
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ビーチにはカニが。。
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南島は石灰岩で出来た島です  沈水カルスト地形と言うそうです
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窪地やゴツゴツと鋭く尖った岩が独特の景勝でした
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南島の入り江鮫池に停泊する「ピンクドルフィン」号  入り江の左端にある岩礁が航行の難所です
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気味の悪い魚も居ました  鮫の一種だろうと思いますが。。名前をメモ出来ませんでした
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大汗をかきながら高台へ登ると空にカツオドリ、緑の上をダイサギが飛んでいました
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岩場のカツオドリ
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南島からの帰りに見た父島南端のハートロック
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by likebirds | 2017-09-20 17:10 | 小笠原諸島・航路 | Comments(8)
Commented by トシ at 2017-09-20 19:23 x
南島のツアーは峻険な岩場の上り下りの様で大変でしたね。
私の足なら絶対行けない所だろうと想像しました。
簡単に見られないだろう、アナドリやカツオドリ、オオミズナギドリの各雛を見られて良かったですね。

絶滅したヒロベソカタマイマイが半化石化してビーチに散乱して落ちている事が信じられないです。
本土から遠く離れている場所だからこそ見られる風景なのでしょうね。


Commented by likebirds at 2017-09-20 20:41
トシさん。コメントありがとうございます。
岩場の上り下りは私が行けましたのでトシさんなら楽に行くことが出来ると
思います。オプショナルツアーの人たちも1人は最初からパスでしたが、残る
老若男女は全員無事にやり遂げました。
野鳥の雛も魅力的でしたが、岩と海の独特の空気感は何とも言えず格別でした。
持ち出し禁止の絶滅したヒロベソカタマイマイの半化石をバリバリと踏み壊し
ながら砂浜を歩きます。踏んでも良いと言われましたが、最初はビビりました。
(likebirds夫)
Commented by taiai1030 at 2017-09-21 22:03 x
今晩はlikebirdsさん。
ツアーに登山までついているのですか?(笑)
島に上陸できるのはいいですね。
宿泊は父島にとまったのですか?綺麗な商店街ですね。
カツオドリなどの雛は可愛いですね素晴らしいです。
巣穴の雛まで写真撮らせてくれるのですね。
天気が良くてまた、景色も素晴らしい所ですね。
見たことのない魚色は綺麗ですが・・・ぎょぎょっとしますね。
taiai
Commented by likebirds at 2017-09-22 10:06
taiai1030 さん。コメントありがとうございます。
南島はとても小さいので山と言うほどのものはありませんでした。
登山と言うほどの大袈裟なものではなく、ちょっとした岩登りです。
でも転んで落ちたらと思うとかなりスリルがありました。
天気が良くて、絶景で、。。ちょっと浮世離れした気分になりました。
この日の宿泊は父島ではなく、夜にはいよいよ南硫黄島・硫黄島・北硫黄島
へ向けて出港しました。宿泊は船中泊でした。
あの魚の名前の説明があったのですが、ノートに書いておかなかったので
忘れてしまいました。(likebirds夫)
Commented by kenxken_mints at 2017-09-22 19:18
likebirdsさん こんばんは^^
素晴らしいですね!ワクワク ドキドキが伝わってきます♪
椅子から・・落ちて・・お怪我はなかったですか?
楽しい旅でしたね^^目の前で雛も見られて すごいですねー!
Commented by likebirds at 2017-09-22 22:56
kenxken_mintsさん。コメントありがとうございます。
南島は初めての場所でしたから、見るものすべてが珍しくて興奮して
ばかりでした。
普段、鳥ばかり見て撮っていましたが、今回はマイマイも感動でした。
ずいぶん以前に死滅したマイマイが半化石となって残っているなんて
信じられない思いでした。
居眠りで椅子から転げ落ちたときは怪我はありませんでしたが、恥ずか
しさ半端ではありませんでした。(likebirds夫)
Commented by よっちゃん3 at 2017-09-25 07:02 x
likebirds さん: お早うございます。よっちゃん3 です。

いろいろな海鳥の雛が見られて良かったですね。
どの雛も実に可愛いですね。カツオドリの表情が特に
印象的でした。ひょうきんな顔つきは、雛の時代から
なのですね。9月に入っても子育て中ということは、
繁殖時期が本土とは異なるということなのですね。
初めて知りました。離島での鳥の生活は、こちらとは
かなり異なっているようですね。こうした生態にも
興味があります。と言っても、なかなか自分で出かけ
ようという気にはならないのですが・・・・・。

では、また。
Commented by likebirds at 2017-09-25 09:16
よっちゃん3さん。コメントありがとうございます。
実は出かける前には9月では海鳥の雛は見ることが出来ないので
残念だと思っていました。
実際のところ、繁殖時期のピークはとっくに過ぎていたようです。
緯度の低い小笠原は季節による気温の変化が緩慢で繁殖時期が
長いのだと思われます。
ウミガメの繁殖地でもあるのですが、流石にこれは見られませんでした。
船旅の長い旅行ですから誰にでもはお勧めできないのが辛いです。
(likebirds夫)
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