北本公園中心部を一周して、正午過ぎ、そろそろ退散しようかというとき、斜面から低い藪へ向かって小道を飛んで横切るコジュケイの群に出会いました。10羽程度いたようで2~3羽づつ一定間隔で横切りました。
よし、最後はコジュケイの観察だ、と藪の中を覗いてみると、どうやら先客がいて揉めているようでした。クークーとかフーーフーーという低い声とバサバサと争う音が聞こえてきます。
じっと見ていると先客はキジでした。♂1羽、♀4羽の家族のようです。急遽キジ観察になり、息を潜めて藪を覗きますが、ほとんど見えません。
キジ達は暗い藪の中ではゆっくりしているのですが、明るい踏み分け道などを横切るときはとても素速いのでじっくり見れません。
しばらくすると他の人達も気がついたようで、藪の反対側からも数人がそれぞれ双眼鏡やカメラで覗いています。
私たち夫婦も妻が双眼鏡、私(夫)がデジスコで粘りました。カメラは固定、置きピンで妻の合図でシャッターを切ります。
お世辞にも鮮明な写真ではありませんが、キジ♀の写真がなかったのと、大きく撮れたので私達としては「やったー!」的な大満足でした。
キジ♂の派手で勇ましい姿も好きですが、地味ながら、どこか高貴な気品を全身に漂わせているキジ♀も捨てがたいです。スタイルの良さではキジ♀は鳥の中でもトップクラスではないでしょうか。(夫記)
久々のコジュケイと思って藪に目を凝らしていると、ひょっこり頭をだしたのはなんと真っ赤な顔のキジ君!?いつの間に変身したー!そんな訳無いか...。 「両方いたんだね。」と言う夫の言葉に納得。鳥さんとの偶然の出会いやハプニング。これだから鳥見はやめられません。
ちなみにコジュケイとキジの争いはキジに軍配があがったようでした。(妻記)