13日は丸沼高原へ行きました。さすがにゴンドラで海抜2000mへ着くと、空気は冷蔵庫を開けたときのようでした。しかし鳥果はゼロ。キクイタダキは真上で行きかうものの見るだけ。ホシガラスは直近で鳴くものの聞くだけ。コマドリは声さえ聞けませんでした。苔を咥えたメボソムシクイが目の前に現れましたが、モタモタしているうちに逃げられました。聞いたことのないヒタキ系のさえずる声がひっきりなしに聞こえてくるのですが、姿を見ることはできませんでした。勢いよく茂る木の葉が恨めしく思えました。
14日は方針変更。とにかく鳥を見ようと戦場ヶ原へ行きました。秋の始まりを思わせる風景の中で、去り行く夏を惜しむようにノビタキが枯れ始めた花の上を飛び交っていました。若鳥なのか、あまり人を恐れずすぐ近くに止まってくれました。カメラマンは近くには見えず、一般の観光客の人たちに、何回も鳥の名前を訊ねられました。スコープを覗かせてあげると一様に歓声があがりました。「夫婦で素敵な趣味でよいですね。」と言われ、「そのために喧嘩もします。」と答えておきました。
半ベソ気味の昨日のウップンを晴らすかのように連写するlikebirds妻のシャッター音が印象的でした。(likebirds夫)
今回の旅行は成果無しと諦めかけていたら後半にハイライトが待っていました。遊歩道を歩く人はとても少なく、ゆったりと鳥探しができました。目と耳を頼りに鳥探しをしながら歩き回って、とても疲れました。でも鳥見を始めた頃のわくわくした気持ちを思い出してとても楽しかったです。(likebirds妻)
写真1 likebirds妻 30D+400F5.6
写真2 likebirds妻 30D+400F5.6
写真3 likebirds妻 30D+400F5.6
写真4 likebirds妻 30D+400F5.6
写真5 likebirds夫 TSN664+W1
写真6 likebirds夫 TSN664+W1
写真7 likebirds夫 TSN664+W1