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エゾアカゲラ、シロハラゴジュウカラ、コサメビタキ  北海道旅行その41  帯広
北海道滞在も最後の2日を残すのみとなりました。
天気は相変わらず、どんよりと肌寒く今にも雨が降り出しそうでした。
この日は帯広で以前、コアカゲラの目撃があった場所を中心に探鳥することにしました。
道東、道北の広々したのどかな風景から、景色は少し賑やかな町並みに変化してきました。
でも、公園や緑地に一歩はいると原生林の雰囲気が残っていました。
結局コアカゲラは見ることはできませんでしたが、初見初撮りのシロハラゴジュウカラに出会う事ができてうれしかったです。(likebirds妻)


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帯広農高付近   後頭部ではなくて、頭上が赤いので亜種エゾアカゲラの幼鳥のようです
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6月末なので虫などを食べているかと思ったら木の実を食べました
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肩羽の白い斑が大きいので亜種エゾアカゲラですね ♪  2度目の出会いです
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逆立ちで反り返る鳥は亜種シロハラゴジュウカラでした
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亜種シロハラゴジュウカラも初見初撮りです
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脇腹の褐色味はなく、白い腹です
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下を向いたのでこちらに降りてくるかと思ったのですが・・・
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急に大急ぎで木を登りだし、飛んで行きました
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十勝エコロジーパーク  コサメビタキ
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トンボがふらふらと飛んできました
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やはり捕りにいきました!
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帯広畜産大学裏の小道
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帯広のジャガイモ畑の風景
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 どんどん季節が移ってしまい、ブログの更新を急いでいるのですが、なんか更新疲れが出てしまって休憩していました。
 北海道旅行も最終盤で明日は苫小牧からフェリーに乗って帰ろうという日に帯広まで来ていました。この付近でコアカゲラ
の出現実績のある箇所を回ってみることにしました。この時期にコアカゲラを探しても繁殖期が終わっていて、もう鳴かない
ので見つけるのは無理だと言われていました。でも偶然ということもあるので探してみることにしました。
 まず、最初に訪れたのは帯広畜産大学付近の帯広農業高校の周囲を探索しました。車を道路脇に止めて、徒歩で探索を始め
た途端にアカゲラの幼鳥が現れたときには心臓の音が聞こえるほどドキっとしました。見る鳥すべて見たい鳥に見える癖が大
いに貢献しているのですが、なにしろ、このアカゲラは頭頂が赤かったのです。頭頂が赤いのはコアカゲラとオオアカゲラで
すから慌てました。それに加えて、このときとても小さく見えたんです。likebirds妻に「小さいぞ!」と言い、2人で必死に
レンズで追いました。それは、下腹部の赤い色が見えてギャフンとなるまで続きました。結局、亜種エゾアカゲラの幼鳥とい
うことで落ち着きました。♪ジャンジャン♪ 
 このときまでアカゲラの幼鳥は頭頂が赤いことは知りませんでした。コアカゲラはともかく、下手をするとアカゲラの幼鳥
をオオアカゲラと間違えかねませんね。自分のブログにUPしたオオアカゲラを調べてみましたが、幸い大丈夫でした。やれ
やれです。これを機会にアカゲラの幼鳥の頭部の変化をネットで調べてみることにしました。そうするとこの疑問にもってこ
いのサイト「野鳥記録簿 ああオオアカゲラ勘違い」が見つかりました。(無断リンクですが...)
 肩羽の白斑が大きいことや顔や首から腹にかけてベージュではなく白いこと等を考えて亜種エゾアカゲラと結論つけました。
 この場所ではコアカゲラを探し続けましたが、その途中で亜種シロハラゴジュウカラにも出会うことが出来ました。木から
木へ忙しく飛び移るのは亜種ゴジュウカラそっくりでしたが、名前の通りお腹は白かったです。亜種シロハラゴジュウカラは
初見初撮りです。
 その後、付近の緑ヶ丘公園へ向かいました。ここは園内に道立美術館もある広大な公園で何処を探したらよいのか途方に暮
れました。公園スタッフの方に声をかけるとあっさり案内してもらいましたが、枝葉が生い茂りコアカゲラには出会うことは
出来ませんでした。
 さらに十勝エコロジーパークへも足を伸ばしましたが、この公園は緑ヶ丘公園よりもさらに広く入り口付近を散策するのが
精一杯でした。コアカゲラを見ることなく音更へ向かいました。(likebirds夫)
 
 


by likebirds | 2015-08-28 16:36 | 北海道旅行 | Comments(8)
タンチョウの親子  北海道旅行その40  釧路市丹頂鶴自然公園
 釧路市丹頂鶴自然公園に、孵化して2週間の雛がいると聞いて行ってきました。
もふもふの可愛いタンチョウの赤ちゃん。
本当に可愛かったです。(likebirds妻)

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親のタンチョウが立ち上がり雛の姿が見えました
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親鳥は雛につきっきりです
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雛鳥は食欲旺盛、親鳥は捕まえたザリガニを与えています
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今度は虫でしょうか?
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腹がいっぱいになると少し親から離れて冒険?
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何だろう?
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おかあさんといっしょ
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 根室の民宿「たかの」で同宿のご夫妻が釧路市丹頂鶴自然公園へ行って来たというお話を聞いて、自分たちも行ってみました。
そのときは雛が生まれて10日とのことでしたから、我々が行った日はちょうど2週間ということになります。この鶴公園は
釧路湿原の西側で釧路空港のすぐ北側のまりも国道沿いです。開園は午前9時からで早く着きすぎた自分たちは入り口で一時
間弱ほど待って入場しました。
 入り口から入ると広い1本道が奥まで伸びていて、その左側に高いフェンスがあって、さらにその中がいくつかに仕切られ
ています。そのなかに番の鶴が住んでいるのですが、やはりタンチョウの動物園という感じは否めませんでした。ただ、それ
ぞれの区画が広く、奥行きもありタンチョウが身を隠そうと思えば隠れることも出来るので、大きなケージに入った鳥を見る
よりは多分に野趣がありました。探し回って出会いを求めるような探鳥好きの方には面白みがないかもしれませんが、タンチ
ョウが好きで近くで良く見たいという人には一見の価値ありと思います。とくに夏の釧路はタンチョウのOFFシーズンで付
近にほとんど居ませんから、釧路空港から程近いこの場所はちょっと寄ってみてタンチョウの思い出作りにはモッテコイなの
ではないでしょうか。
 開園直後の柵内を見て廻りましたが、もうだいぶ大きくなっている雛は出ていましたが、生後2週間の雛の居る柵内は両親
のみで、期待していたヨチヨチ歩きは見えませんでした。成鳥1羽が草の上に腰を下ろしていたので、その下に隠れていた
ようです。
 生後2週間の雛が親について出てくるともう反則です。ほとんどの観客がここに集まり釘付けになりました。雛は親鳥のあとを
付いて歩いたかと思うと、突然、誰もいない場所へフラフラと歩き出して親鳥を慌てさせたりしていました。タンチョウの餌を
狙っているのか数羽のハシブトガラスも付近に居て親鳥も警戒を怠れません。
 他のカメラマンや小さな子供を連れた家族連れ、デート中らしき2人連れなどと一緒にそんな場面を見ているとあっという
間に時間が経ちました。(likebirds夫)


by likebirds | 2015-08-24 06:00 | 北海道旅行 | Comments(12)
エゾライチョウ、トラツグミ    北海道旅行その39  火散布
 エゾライチョウに出会えぬまま、そろそろ旅行も終わりに近づいてしまいました。
この日も猛烈な寒さで、早朝の探鳥はやめて宿で朝食を食べてから林道に向かいました。
林道に着いた9時頃には、ようやく薄日が射して少しは暖かくなっていました。
今回もエゾライチョウには会えないかも?と、気分はかなりネガティブになっていました。
でも、林道を走り始めて少しして、前方を歩くエゾライチョウを見つけることが出来たのです。
幸運にも、その後も何度もエゾライチョウを見る事ができました。
林道では、思いがけずトラツグミも姿を見せてくれました。
目を凝らし息を殺しながらの撮影、緊張でのどがからからになりましたが、
エゾライチョウを沢山見る事ができて天にも昇る心地でした。(likebirds妻)



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藪にいる雛に向かって鳴いているようです
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エゾライチョウ♀に注目していると左から雛が飛び出してきました
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母鳥はのんびりしている姿を装います
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雛が無事に道路を横切るのを見届けます
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2番目に出会ったエゾライチョウです  この時、雛は藪に隠れている最中のようで、すぐにフキの下に隠れてしまいました
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別の場所の母エゾライチョウです  うろうろしていて逃げません  上まぶたが赤いのは本州のライチョウと似てますね
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母エゾライチョウに気を取られていると、雛が突然出てきて逃げ出しました
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もう少しで草むらというところで飛びました
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またまた別のエゾライチョウです  背中を見せながらこちらを窺っています
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振り返ってこちらを見ています
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道路の右側の草むらに入ると見せかけて...
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急に反転して左へ
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やっぱり雛が追いかけてきました
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雛独特の濁った声がしたので道路の右側を見ると、まだ別の雛がいました
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車のエンジンを切ると姿を現しました
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「キーーーーン」親鳥の超音波のような高い声を合図に走り出しました
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猛然とダッシュ!!!
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堪えきれなくなったように飛びました
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もうちょっとで母エゾライチョウと他の雛の待つ草むらです
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親鳥が枯枝に止りました!唯一のチャンスです
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向きを変えて止り直したので少し時間の余裕がありました。絶対に撮り逃せないと、息が苦しいほど緊張しました
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エゾライチョウにしては小さいと思ったら、トラツグミでした
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昆布の天日干しです  皆さん防寒着に身を包んでいました 
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 温根沼では残念ながらエゾライチョウに出会うことは出来ませんでした。霧多布へ来てもう一度エゾライチョウに挑戦しま
した。霧多布岬の宿「えとぴりか村」のマスターに相談して火散布の林道に決めました。
 寒い天候を考えると雛を連れたエゾライチョウはあまり早朝は動かないのではないか(まったくの素人考えですが)と思い、
宿でゆっくり朝食を済ませてから出発しました。途中、琵琶瀬の海岸の突堤からコシジロウミツバメの住むという嶮暮帰島を
見ましたが、寒さのためlikebirds妻は車から出ませんでした。さらに車で西進し道道123号線の火散布沼に差し掛かりました。
この付近から根室釧路国道44号線へ抜ける林道約14kmが今回選んだ探鳥地です。
 車を走らせながらの探鳥では、いつもは両窓を開けて運転席と後部座席に分かれて座るのですが、今回は自分が運転席、
likebirds妻は助手席に座りました。根室の温根沼林道でエゾライチョウを探したときに後部座席ではたとえ見つけても撮影する
のは難しいと思いました。エゾライチョウに出会っても、ハンドルを左右どちらかに切って車の窓をエゾライチョウに向けな
ければなりません。その場合、狭い林道では後部座席から車前方のエゾライチョウにレンズを向けるには難があると考えました。
実際、1BOXで温根沼林道を案内してもらったときに、自分は3列の中間、likebirds妻は最後部に座っていましたが、
もし前方にエゾライチョウを見つけたときにどうやってレンズを向けるのかシミュレートできませんでした。結局、温根沼で
はエゾライチョウに出会えませんでしたが、もし狭い場所で出会っていたら、フロントガラス越しに撮るか、窓から上半身を
目一杯出した状態で撮るか、ドアを開けて車外に出て撮るかだったとおもいます。窓から上半身を出す苦しい体勢で撮った
としても、その上半身が邪魔で後ろにいるlikebirds妻はまったく撮影不能です。車外に出て撮影するのもどうなんでしょうか、
人間がドヤドヤ出てきてカメラを構えるまでエゾライチョウが待っていてくれるだろうかと思いました。今回はガイドさんが
居ないので車外へ出ることは絶対に出来ません。
 低温であまり鳥を見ない数日を過ごしてきたので、暇があれば撮り逃したギンザンマシコの後悔と未だ見ぬエゾライチョウ
のイメージトレーニングばかりしてきました。我が家には夫婦どちらかが撮れればセーフというローカルルールがあるので
運転席と助手席に座るのが一番良いとの結論でした。さらに、見つけたら取り合えずフロンとガラス越しでも良いから証拠写真
を確保するとの申し合わせもしました。これは温根沼林道で違うものを撮って試しました。
 この林道は自分の車のカーナビには出てきません。けれどもスマートフォンのグーグルマップにははっきり出てくるので、
ウォーキングナビ機能を使い出発点と到着点を入れてやるとしっかりナビをしてくれました。スマホをこのために買っておい
た車載用ホルダに取り付けて出発です。
 西進していた道道123号から脇道へ入るとすぐに林道が始まりました。時刻はぴったり午前9時です。likebirds妻はカメラを
膝の上に載せています。自分は後部座席の真ん中にカメラを置いて振り向いてすぐに取れるようにしました。林道は狭いところと
広めの場所が交互にありましたが、比較的なだらかで走りやすかったです。極力、エゾライチョウを脅かさないようにゆっくりと
静かに走りました。 
 苦戦を予想していたのですが、それに反して林道を1kmほど入ったところで親子連れと出会うことが出来ました。エゾラ
イチョウもそうかもしれませんが、こちらも思い切りびっくりしました。likebirds妻がガラス越しに数枚撮りました。自分も
あわててカメラを取ってやはりガラス越しに連写です。咄嗟にモニタを見るとボケ写真でした。1BOXカーで試したときには
ガラスが比較的垂直に立っていてレンズと平行だったのですが、自分の車はフロントガラスが地面に対して45度ほどなので
その分だけ光が大きく屈折して画像がボケるのでした。
 エゾライチョウの雛はあっという間に居なくなりましたが、親は悠然としてこちらの様子を窺いながら逃げませんでした。
それなら、と思いハンドルを強く右に切って車を止め、助手席側の窓をライチョウに向けました。証拠写真の後は撮りやすい
側に車を向けることにしました。いつものことですが、こういうときにlikebirds妻はあまり撮りたがりません。私に気兼ねす
るのです。無声音で、「撮れ撮れ撮れ撮れ撮れ撮れ撮れ撮れ撮れ撮れーーーー!]と強く言うとやっと連写で撮り始めました。
少しの間、likebirds妻が撮った後、今度はハンドルを左に切って運転席側から自分が撮りました。Exifを見るとエゾライ
チョウが目の前に居たのは3分くらいでした。短いような長いような時間でしたが、2人とも息はゼイゼイ、喉はカラカラに
渇き、声はかすれていました。あまりの緊張に肩に力が入りすぎてほんの少しですが頭痛さえしました。ノートにエゾライチ
ョウ成鳥♀1、雛3と書きとめてから思わずフーっと溜息が出ました。超低い声でlikebirds妻が「やったねーー」と呟きまし
た。
旅行中で最高の興奮度に達したときだったと思います。両窓を開けて走るので寒さに手が凍えていましたが、この後ばかりは
思わず両手の汗をズボンで拭いたほどでした。
 エゾライチョウの母鳥は危険が迫ると、雛を逃がすために自分は敵に姿を晒して注意を引きつける、と聞いていましたが、
それは本当でした。逆に言うと、母鳥が逃げないときには周辺に雛が居るということなのですが、このときはわかっていても
雛を上手く撮れませんでした。目の前に初めて見るエゾライチョウの♀がゆっくりと歩いていて、時には毛繕いまでするのに
レンズを向けず無視して周辺を探すのは自分には出来ませんでした。まんまとエゾライチョウの作戦に引っかかっているのですが、
母鳥から眼を離すことが出来ず写真を撮ってしまいます。
 ところで、この経験でエゾライチョウ発見後に車を止めてギヤをニュートラル、サイドブレーキ、その後で後ろを振り向いて
身体を後ろに伸ばし、カメラを掴んで再び前を向くという行為が予想外に時間が掛かることがわかりました。それで、次回からは
必ずハンドルを右に切り、とにかくまずlikebirds妻が写真を撮り始める、その間に自分がカメラを準備することに申し合わせを
変更しました。準備が出来たら、今度はハンドルを左に切り私が運転席側の窓から撮るというわけです。
 ノートを見るとこの林道で往路で7回、復路で2回の計9回エゾライチョウに出会いました。林道の折り返し地点近くで
1台の軽トラックとすれ違いましたので、復路はダメかと思いましたがそれでも2回出会えたので幸運でした。ゆっくりと
走りながらおよそ2kmに1度の割合でエゾライチョウと出あったことになります。ほとんどがエゾライチョウを見たとたんに
雛が飛んで藪に飛び込み、次の瞬間に親鳥も隠れるという具合で、かろうじて写真が撮れたのは4回だけでした。この時期、
雛はかなり育っていて自力で飛んで逃げる能力を備えていたようでした。雛が未だ幼い場合でも同じ側に雛が逃げ込むと親も
すぐそちらに逃げ込み、雛を引率して隠れてしまいました。
 雛が道の両側にバラバラに逃げ込むと親鳥は困ります。どちらかに集めて一緒に逃げなければなりません。ところが、慌てた
雛が右へ行ったり左へ行ったりすることがあり、そういうときには親鳥さんにはお気の毒ですが、こちらとしては絶好のチャンスと
なります。
 最初の出会いの後、2度目の出会いもすぐにやってきました。このときは遠くで見つけたとたんにスズメが散るように雛が
逃げ、ハンドルを右に切ってlikebirds妻が親鳥を撮影したのみでした。3度目は雛も親鳥も遠くで逃げ、車がその場所へ通り
かかると雛2羽が奥の木の枝に止っているのが見えました。夢中で撮影しましたが、すべてボケ写真でした。 4度目は成鳥
1羽で、もしかしたら♂だったかもしれませんが、写真が撮れず残念でした。
 親のエゾライチョウに注目していると雛が飛び出してくることも多かったです。「ああ、こんなところに雛が居たんだー。
撮ればよかったー。」と悔しがっていると、まったく同じところからもう1羽飛び出してきます。「なんだ!まだ居たのかー。」
と歯噛みしているともう1羽です。こうなって、さすがに同じところにレンズを向けて待っていて雛をやっと撮影できたことも
ありました。
 喜んだり悔しがったりしながらの林道探鳥ですが、復路で道の曲がりばなでエゾライチョウ親子に出会いました。極めて
至近距離だったので親鳥はあわてて飛んで道の左側の絶好の枝に止りました。申し合わせ通り、ハンドルを大きく右に切って
いたので撮影はlikebirds妻の役目です。レンズを向けたとたんに飛ばれました。万事休す!と思いましたが、より高い斜めに
なった枯れ木の先端に止ってくれました。素早くレンズを向けなおしたlikebirds妻のカメラの連写音は響きました。欲の皮が
突っ張りだして「どうせならエゾライチョウの枝止りも撮りたい」との願いが叶いました。 やったぜ! (likebirds夫)
 

by likebirds | 2015-08-20 06:00 | 北海道旅行 | Comments(16)
ユキホオジロ♀   北海道旅行その38  霧多布
 霧多布岬は相変わらず冷たい北風が吹き、車の中でユキホオジロを待っている間も、窓を開けていると寒いくらいでした。
餌をたべているカワラヒワがいる方ばかりを見ていたら「あ!いた。目の前目の前」「フェンス!」と夫の声。
慌てて教えられたほうを見たのですが、見つかりません。「どこ?」と聞くとユキホオジロはもう舗道に降りていました。
それからは、のんびり餌を食べ、食べ終わるとがけ下の草地に飛んで行き、また餌を食べにやってくると言う具合にずっとユキホオジロは姿を見せてくれました。
平らな頭につぶらな目、可愛いユキホオジロを沢山見る事ができてとても嬉しかったです。(likebirds妻)


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待ちくたびれて、ふと視線を移したらユキホオジロがすぐそばに止まっていました
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以前、千葉県でユキホオジロ♂を見たことがあります   この子は♀(タイプ)ですね!  ♀は初見です
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ユキホオジロというだけあってホオジロ特有の両側の白い尾羽でした  道北で見たツメナガセキレイも同様でした
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背景の草の向こうは海です
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霧多布の海を背景にもう1枚
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カワラヒワに混じって粟を食べていました
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カワラヒワより大きいので威張っていました
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フェンスの向こう側にあるキャンプ場の人影に驚いて飛び出しました
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飛び出すユキホオジロ 連写2枚目
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連写3枚目
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ユキホオジロの居た駐車場から見た霧多布岬の灯台
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 前々日にこの霧多布岬の駐車場へ来たときには見つけられなかったのですが、この日は車内に座ったまま暫らく待っているとユキホオジロに出会うことが出来ました。
 駐車場の舗道には大量の粟が撒かれていてカワラヒワが群れで食べに来ていました。2日前には粟はありませんでしたので驚きました。ただ、その日は強い風が吹いていたので吹き飛ばされていたのかもしれません。
 ユキホオジロも穀物食なので、来るとしたらここだろうと思い、すぐ近くに車を止めて窓からカメラのレンズを出して待ちました。駐車場にはカメラマンはまったく居ませんでした。これは関東では考えられないなどと夫婦で雑談しながら待つのですが、待っていると時間の経つのは案外遅く、同じ方向ばかりを見ているので首も疲れて痛くなってきます。欠伸をしながら駐車場を仕切る丸太を模したコンクリート製のフェンスに目をやるとユキホオジロがあっけらかんと止っていました。あわてて撮ったのが1枚目の写真です。数枚撮影する間にユキホオジロは舗道に下りてしまいました。しばらくそこで躊躇していましたが、出来るだけ動かずにじっとしているとカワラヒワのなかに混じって撒かれた粟を食べ始めました。どの小鳥もそういう傾向にありますが、ユキホオジロも一旦食べ始めるとお食事に夢中になるのか、警戒心が幾分薄れてこちらをあまり意識しなくなり、近づいてくることもありました。車の中に居ると他にすることもないので同じような写真を大量に撮ってしまいました。
 ユキホオジロはカワラヒワが何かに驚いてパッと飛ぶと一緒に飛んで姿が見えなくなるのですが、暫らくするとまた戻って来て粟を食べ始めると言う具合を繰り返しました。野にある草の穂や落ち穂を食べることを期待しましたが、やはり粟のほうが美味しいのか、たまに舗道のタイルの隙間から生えた草をつつく姿を見る程度でした。 途中から別のご夫妻が遠くに車を止めて徒歩でやって来られたので、我々も車から出て少し離れたところから一緒に撮影をしました。このご夫妻とはそのときはわかりませんでしたが同宿でした。車外に出てみるとユキホオジロの行動範囲にあわせて写真を撮ることができるようになり、また写真の量産になってしまいました。
 ユキホオジロが飛び去っている間に、オオジシギが飛んできて近くの草むらに飛び込んだのでその付近に車を止めて、また車内から今度はオオジシギの出現を待つことにしました。そんな折に、さらにまた別のご夫妻が車でやって来られました。そのご夫妻は車から下りるなり短い草の中に居た鳥を見つけてご婦人が「居た!居た!ユキホオジロ!」と言って写真を撮り始めました。こんなところにユキホオジロが来ていたのかと思って私も数枚撮りましたがヒバリでした。ヒバリですよと言おうと思いましたが、ご主人が「○○子ーー!偉いぞー。誰にも教えられずに直ぐに自分で見つけて! 去年と同じだ。偉いぞー」と叫ばれたので言えなくなりました。その後も「去年もここにユキホオジロが居たんです。でも取り合ってもらえなくて。」と言いながらたくさん撮っていました。ヒバリはしばらくするとサッと空高く舞い上がり、ふわふわと舞い下りて草むらに下りました。するとそのご婦人は「ユキホオジロってヒバリそっくりな飛び方をするのね。」と言い、ご主人は「ホントだ~。」と感心しておられました。「去年にここで見つけたユキホオジロとそっくりなので間違いない。」と何度も私に言うので否定できなくなりました。ちょうどそのときに本物のユキホオジロがまた舗道に飛んできたので、likebirds妻が「ユキホオジロがあそこに居ますよ。」と言いました。「あら、もうあんなところに行ったのね。」と言ってご婦人は数枚写真を撮っていました。私は座ってローアングルで撮りました。座ると背景が草むらや海に抜けるのです。するとご主人が私の後ろに立って「○○子ーー! 座って撮るなよ。レンズを地面に近づけると陽炎の影響を受けるぞ。」と言っていました。異常低温で天気は曇りの夕方。冷え切った舗道のカラータイルの上のユキホオジロです。
 ご夫妻にお話しようとしましたが、「私達、これから空港へ行って飛行機に乗るんです。急ぎますから。」とピシャリと言われてしまいました。
 ご主人はともかく、ご夫人は最後の数枚はユキホオジロなので初期の目的は達成したことになると宿の夕食時に夫婦で話し合いました。
 ずいぶん以前のことですが、公園の枝に止ったホシゴイの後姿を見てフクロウに間違いないと思った自分をほろ苦く思い出しました。このときは他所様にも言ったので、瞬く間に伝播して公園中のカメラマンが集まり大騒ぎになりました。(likebirds夫)

 よろしければ、下の[More]もご覧下さい。


[More] 小学館の図鑑NEO「鳥」のホオジロの写真
by likebirds | 2015-08-19 06:00 | 北海道旅行 | Comments(10)
オオジュリン、オオセグロカモメ、ウミウ   北海道旅行その37  霧多布
 根室から霧多布に向かう国道に沿って、原野の中を走る線路がありました。
北海道では、何度もそういう風景を見てきました。
この時もこの線路に電車が走るのを見てみたいと思いながら、カラフルで可愛い茶内駅を横目に見て踏み切りを渡ると、茶内駅に電車が止まっていたのです。
急いで車を寄せて、小さな電車を撮影しました。その時は、ルパン三世号とは思いもせずに・・・。
その後、霧の中の霧多布湿原から霧多布岬へと向かいました。
岬に続く道の両側に果てしなく続く湿原の景色は、夢の中にいるような幻想的な美しさでした。
霧多布岬は冷たい北風が吹きすさび、鳥の姿はほとんど無くどんよりした冷たい景色が広がっていましたが、それはそれでとても素敵だと感じました。
(likebirds妻)


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根室本線茶内駅に電車が止まっていました
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ルパン三世号だったことに後で気が付いたのです
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霧多布湿原に入ると左は純白のワタスゲが群生し...
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右側は黄色のエゾカンゾウ群生地でした
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霧多布岬の根っこに到着しました
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岬突端へ向かう道標にオオジュリン
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霧多布岬の最先端
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やっと自然な岩場でオオセグロカモメの営巣を見ることが出来ました
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岩場のウミウの群れの中にオオセグロカモメがポツンと1羽
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 霧多布岬にはもともと訪れる計画をしていましたが、ユキホオジロの夏羽が来ていると聞いていたので根室に滞在中に足を伸ばしました。根室から根室釧路国道を西進して、茶内駅の踏み切りで根室本線を渡りました。話題の車両とも知らず、俄か鉄っちゃんの後、釧路湿原に入りました。空は曇天で霧が出ていて、低温のため車の窓ガラスは曇りました。広大な原野の中央をほとんど曲がることなく、前にも後ろにもまったく車が居ない道路をまっしぐらに疾走するのは現実感を失います。目的地へ急ぎたい気持ちと、このまま長くこの場所を走っていたい気持ちが葛藤しながらワタスゲとエゾカンゾウの野原を夢を見るように走りました。後日、宿泊した宿のマスターが「この世とは思えない」と言われていましたが、その通りです。この自然に包まれている心地よい感覚は車内にいるときの話で、写真を撮ろうと車を止めて車外に出ると印象は一変します。車外の風景は巨大な厳しさで自分に匕首を突きつけるように迫って来て圧倒されました。終わらない異常気象を恨みながらの旅行でしたが、この経験は幸運だと思いました。
 ユキホオジロは霧多布岬の突端へ向かう道の駐車場付近に出ていたそうですが、いくら探しても見つけることは出来ませんでした。ユキホオジロは珍鳥ですから誰か1人くらいはカメラマンが居るのではないかと思ってやって来ましたが付近は無人でした。遠くにオオジシギの声が聞こえ、灯台へ向かう道標の上にオオジュリンが鳴いていました。
 その駐車場に車を止めて、霧多布岬突端へ行き持参の自撮り棒を使ってスマホで記念撮影を何枚も写して廻りました。霧多布岬からそれに続く岩礁を見下ろすと、数羽のオオセグロカモメが見えました。よく見ると抱卵しているところでした。天売島では霧に阻まれ見ることが出来なかった岩礁で営巣するオオセグロカモメをやっと見ることが出来ました。関東で冬によく見かけるオオセグロカモメの営巣地を見てみたいという希望が叶いました。(ウミネコはダメでした。) 大きなコロニーではないので、オジロワシに狙われたらひとたまりもないでしょう。
 ユキホオジロはこのときは見ることが出来ませんでしたが、2日後に訪れたときには居てくれました。夫婦で佃煮が出来るほど撮影しました。(likebirds夫)



by likebirds | 2015-08-18 06:00 | 北海道旅行 | Comments(6)
ウミウ、オオセグロカモメ、ウトウ   北海道旅行その36  落石クルーズ
 沢山の出会いを楽しんだクルーズ船は一路、落石漁港へと進みました。
途中でウミウやヒメウが沢山止まっている岩場を通りました。
もしかしたらチシマウガラスが居るかもしれないと期待しましたが、残念ながら見ることはできませんでした。
行きは通らなかった突堤の横を進むと、オオセグロカモメが営巣しているのが見えました。
オオセグロカモメが卵を温めている姿を初めてみることが出来て、とても嬉しかったです。(likebirds妻)

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この日初めて近くで見たウトウ
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モユルリ島沿岸のウトウです   遠くのはエトピリカ
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ウトウの群れ
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モユルリ島北端のウトウ
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ウミウです   こんな写真を大量に撮りました   チシマウガラスが通り掛からないかと期待を込めて
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こんどはヒメウ   下は左からウミウ、ヒメウ、オオセグロカモメ
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高い岩場のウミウとヒメウ
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ウミネコの群れ
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落石港近くの小型ボートに群がるウミネコとオオセグロカモメ
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枝を集めた巣で卵を温めているオオセグロカモメ
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ナイロンロープを巣材に利用しています
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人口の埠頭ですが、抱卵中のオオセグロカモメを見ることが出来きて良かったです
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 前日に根室の納沙布岬ハイドから以前はチシマウガラスが居たという岩礁を探しましたが、右の岩礁はウミウ、左はオオセグロカモメでした。ブログ友が左右の岩礁間を飛ぶ霧の中のチシマウガラスを撮影しているので粘りましたが、女神は降臨しませんでした。それではと落石クルーズに期待しました。ガイドさんがチシマウガラスの海域に入りましたと言われてから、岩礁の上や海上を飛んでいるウミウやヒメウを大量に撮影して帰りましたが、チシマウガラスは写っていませんでした。今日、もう1度写真を見直して縁がなかったと諦めました。
 数の多いウトウはこのクルーズでは人気ランクが低いのか、あまり船で近づこうとはしていないようでした。落石クルーズの最後はオオセグロカモメの突堤での営巣でした。朝、出航のときは霧で見ることが出来ませんでしたが、寄港時には間近で見ることが出来て夫婦で喜びました。天売島で見る予定が切りに阻まれました。説明によると、突堤で孵化したオオセグロカモメの雛はほとんどオジロワシに襲われて食べられてしまうそうです。ここではオジロワシは悪役です。(likebirds夫)

by likebirds | 2015-08-17 06:00 | 野鳥観察 | Comments(4)
ケイマフリ  北海道旅行その35  落石クルーズ
 帰りに向かう進路にはケイマフリが比較的近くに浮かんでいました。
船が進むに連れて、ケイマフリは落ち着きがなくなり、ぱっと飛び立っていきました。
つぶらな目がとても可愛いケイマフリをまた近くで見る事ができてうれしかったです。
(likebirds妻)


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羽を広げたかと思ったら
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少しだけ水を蹴って
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すーっと飛び去りました
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まっすぐに飛んでいきました
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別の場所で  また助走です  蹴って
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蹴って  蹴って
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蹴って  まだ蹴って
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スーッと浮かびました
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とぼけた印象のケイマフリは愛嬌があって撮らずにはいられません
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旅行前に想像していたより、よっぽど飛翔は上手でした
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ケイマフリ  とても素敵な鳥でした
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 6月後半に旅行した北海道の記事をUPしています。
 苫小牧に上陸して札幌、三笠、羽幌を経由して天売島へ渡り、その後は日本海側のオロロン街道を北上、サロベツを経て最北端の宗谷岬に達しました。そこから北海道の北側、オホーツク海ラインを東進、浜頓別、紋別、網走、斜里を経てウトロまで来ました。北海道の東側と北側を廻り、ほぼ半周です。今考えてもここまではほぼ順風満帆でした。もちろん、撮りこぼしや、遠くて思うように撮れない鳥もありましたが、旅行前に作っておいたあいうえお順の「見たい鳥リスト」をウキウキしながら消し込む毎日でした。その調子のまま意気揚々と知床峠のギンザンマシコ撮影に乗り込んだのですが寒波による異常低温が始まりギャフンとなりました。順調だと自分を持ち上げ、不調だと自分を責める性格なので、まさに意気軒昂から意気消沈でした。この寒波は旅行終日午前中まで続き、その日の午後からやっとお天気が持ち直す始末でした。そんなこととはそのときは知らず、午後には、明日の朝には、と、ひたすらお天気の回復を祈りながらの日々でした。それでも、羅臼のシマフクロウ、野付半島や風連湖のタンチョウ、オジロワシなどと出会うことが出来ました。が、凍るような北風が小鳥や虫を美しい草花の根本の奥深くへ追いやり靄っとした寂寥感が漂いました。
 猛烈に寒かったのですが、こんな気持ちを吹き飛ばしてくれたのが落石クルーズでした。出航まもなく、未だ乗客は皆座っているうちにトウゾクカモメが船の左縁を追い越して行ったかと思うと、すぐに右縁のすぐ下にフルマカモメ、それが簡単には撮れません。狭い船内スペースで右往左往しながら揺れに耐え、波間に見え隠れするタイミングを取りながら撮影はある意味必死です。漁船が全力疾走しているときはガイドのイーグルさんの言う時刻を見ても見つけられないときもありました。「エーーー、何処、何処ーー!」と大声で聞いてもエンジン音に掻き消されて伝わりません。他の乗客の連写連写の甲高いシャッター音が響く中で大海原の鳥を探す焦燥感は他ではあまり味わえません。何回も書いていますが、首尾よく目的の海鳥を見つけた人も上手く撮れるかどうかはわからないのも興奮をかき立てます。やっと最果ての地までやって来て、目的の鳥にまったく出会えない不安の中で、不意に鳥が現れたときの興奮は動物園のライオンバスよりは大きいのではないでしょうか。このクルーズの最中に沈滞気味だった自分の気持ちに再び元気が充満していくのを感じることが出来ました。
 ケイマフリを初めて見たのは2013年4月茨城県日立市の久慈漁港でした。友人からの電話で、関東でケイマフリを見る機会は滅多にないと思い飛んでいきました。そのときのケイマフリは冬羽から夏羽に換羽中だったようでお腹は黒くなく、白の混じったマダラ模様でした。このときは漁港を探しに探してやっと見つけて感激したのを今でも覚えています。
 今回、北海道へ初めて来て出会ったケイマフリは夏羽で全身黒褐色に赤い足、目の周りだけ白く、とてもエキセントリックな印象を持ちました。天売島では船からだけでなく、陸からも見ることが出来て、この落石クルーズでも見たので、今では見慣れた鳥のような錯覚に陥りました。それでもケイマフリは不思議な魅力を持った鳥でした。エトピリカがブリキ細工のオモチャだとすると、ケイマフリは縫いぐるみです。見慣れた気持ちになるほどグッと親しみの増す種類の愛らしさだと思いました。(likebirds夫)

by likebirds | 2015-08-16 06:00 | 北海道旅行 | Comments(4)
ウミスズメ  北海道旅行その34  落石クルーズ
 エトピリカが飛び去って、船は帰りに向かい始めました。
すぐに9時の方向にウミスズメが見えました。
近くにいたのですが、船に気が付いて飛び去ってしまいました。
うまく写っていないと諦めていたのですが、飛び出すところが写っていてチョッと驚いています。
でも、とても嬉しかったです。(likebirds妻)


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少し背中向きでこちらを意識しているようです
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やはり走り出しました
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少しだけ助走をして・・・
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海面を蹴り上げ
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欽ちゃん走りのあと...
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飛びました。丸い背中が可愛いです
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旋回してくれるかと思いましたが...
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GoodByeでした
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 このウミスズメを見たときには幸いにも船の揺れが小さかったと記憶しています。眉のような白い羽根毛が大きく目に入ったので、一瞬、カンムリウミスズメかもしれないと思いましたが、カンムリウミスズメは北海道では繁殖しないので黙っていました。今、図鑑と照らし合わせてみると、どの写真にも冠羽がなくて、白い部分の始まりが目の上辺りで、顔の黒い部分に腹からの白が頬の辺りに食い込んでいます。クチバシもカンムリウミスズメは青灰色ですが、写真のクチバシはほんのりピンクがかっています。よく見ると足もピンクです。まるっきり図鑑通りの典型的なウミスズメでした。やっぱり、鳥見に際して自分には撮影機材は欠かせません。(likebirds夫)

by likebirds | 2015-08-14 08:55 | 北海道旅行 | Comments(4)
エトピリカ  北海道旅行その33  落石クルーズ
 好奇心の強いエトピリカは遠くにいても、船に近寄ってくることが良くあるので少し待機することになりましたが
エトピリカたちは寄ってくる気配がありませんでした。
ガイドさんが少し離れた場所にいたもう一羽を見つけ、そちらの方へ近寄ってみようと言うことになりました。
幸いその1羽は船が近寄っても逃げる様子もなく、のんびりと泳いでくれました。
少しずつ近寄って、最短5メートルまで近づくことが出来ました。
船の揺れは相変わらず大きくて、間近にいるエトピリカをファインダーに入れるのが大変でしたが、なんとか写っている写真があって本当に嬉しかったです。
(likebirds妻)


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船が近くへ寄っても逃げません
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ガイドさんが「5m」と言いました  最短です まるでオモチャを見ているようです
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後姿もどうぞ
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ちゃんとパタパタもやってくれました
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このときのパタパタは近かったです
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さんざんサービスしてから突然飛び去りました
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旋回するかな?と思いましたが...
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後ろ向きにGoodByeでした
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漁船は帰りに向かう途中もエトピリカは飛んでいました
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繁殖地近くの沿岸を飛びます
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帰りには5羽が同時に画角に入りました
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絶景の海に浮かんでいました
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蛇足ですが...
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 暑さも一段落かと思いましたが、今日も蒸し暑いです。

 エトピリカは前回のブログ記事でUPしています。続けてまたエトピリカのUPは変な感じがしますが、北海道旅行からすでに1ヶ月以上が経過して終了を急ぎたい気持ちと写真の整理が間に合わないのとでチグハグなった結果です。初めからエトピリカ (1),(2)にしてしまえばよかったのですが、計画性がないのでこの始末です。
 ユルリ島、モユルリ島は海鳥の繁殖地で上陸することは出来ません。落石クルーズでは出来るだけ海鳥繁殖の妨げにならないように両島へはあまり近づきません。両島から離れたところにいるエトピリカなら脅かさないように少し近づいても、エトピリカが嫌なら自分で逃げるのでそれほど影響は無いという事でした。それでも逃げるエトピリカを追う事はしないそうです。嫌われて逃げられたら、去るものは追わず、となります。このような説明を受けながらエトピリカにゆっくりと近づく訳ですから、心中はドキドキです。固唾を呑んで見守ると言いたいところですが、近づきながらシャッターは切りっぱなしでした。なにしろいつ飛んで逃げられるかわからないので撮れるうちに撮ろうと、皆さんのシャッター音だらけです。至近に近づいて船が止まるとプカプカ浮きながら振り子のように揺れ始めます。こりゃー近いなと思いましたが、他の乗客から「10回以上乗っているけれど、これほど近いのは初めてだ。」と言う声がしたので、たぶんそうなのでしょう。目の上に伸びた眉毛のような黄白色の羽根毛がはっきり見えました。場所が眉の位置なので冠羽と呼んだら間違いなのかもしれませんが、冠羽が良く見えました。ガイドさんは少し若いのか少し眉が小さめだと言っていました。自分はエトピリカは初見初撮りです。したがって比べる対象がなく、とても立派な眉毛だなと思っていたのでカクッとなりました。
 海鳥に限りませんが、水鳥を撮影に行って悩むのがどんな写真を撮ればいいかです。餌を捕って食べていてくれたりしたら良いのですが、ただただ水面に浮いていられるとどうして良いのかわかりません。どうしようもなく同じ写真を撮り続けることになりがちです。今回も右を向いたり左を向いたりするのみでしたが、事情は大きく違います。水面の波間に揺れているエトピリカをさらに揺れている漁船の上で立って撮るのですから自分の技量を超えています。でも自虐している暇はありません。今回の落石クルーズの目玉の鳥が信じがたいほどの近い距離に浮いているのですから。連写を止めてふっと一息ついたところでエトピリカはパタパタをやってくれました。あわててレンズを向けるのですが、近すぎるためか上手くファインダーに収まりません。そんなことが2度ありました。パタパタも2回やって、そろそろ飛ぶのかな?と思って見たとたんに助走が始まり飛び去ってしまいました。そんな感じでしたが、船が引き返しはじめにも遠くでエトピリカを見ることが出来て、まぁ、満足すべきクルーズでした。
北海道旅行をしていてすぐ気がついたのは、野鳥撮影に使うレンズについてです。他を大きく引き離して1番に使われていたのはニコンでもキャノンでもなく、タムロンの150-600ズームレンズでした。自分は500mmレンズを持っているのでキャノン100-400ズームにしましたが、むしろ少数派でした。サロベツ原野では同宿の方がやはりタムロンでした。腕の違いもあるのかもしれませんが、自分のキャノン500mm+1.4+APS-Hよりタムロン150-600+APS-Cのほうが優位性があるように思えました。タムロン150-600はテレ端ではF6.3ですから明るさは自分の100-400と同等です。とても軽いらしくテレ端で手持ちで飛ぶ鳥を追いかけている人が多く、売れる訳だなと思いました。この落石クルーズでも半分くらいの乗客がタムロン150-600持参でした。長旅にこれ1本でという方にはシグマ150-600とあわせて検討の余地ありと思いました。(likebirds夫)



by likebirds | 2015-08-13 06:00 | 北海道旅行 | Comments(6)
ウミガラス、エトピリカ   北海道旅行その32  落石クルーズ
 ゆれる船の上で四苦八苦していると、「3時にハシブトウミガラス」の声が、
「おぉ!」と思ってその方を見ると、すぐ近くにその姿を見つけましたが、そのとたん「じゃ無くて、ただのウミガラスです」と訂正になりました。
ハシブトウミガラスも見てみたいと思っていたので、ちょっと残念でしたがガイドさんが「この先でまだ見られるかもしれません」と
仰ったので気を取り直しました。
そうこうしていると「11時にエトピリカ」「距離があります」とのこと。
その方向に必死で目をやりますが、揺れる波に見え隠れして姿を確認することが出来ません。
やっと、遠くにその姿を見る事ができました。大きな真っ赤なクチバシがとても目立ちました。
船を止めてエトピリカを観察することになりました。(likebirds妻)

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ウミガラスはのんびり海に浮いていました
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ウミガラスは天売で2回、ここを加えると3回見ることが出来ました
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至近で見ると可愛い目をしていました
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エトピリカのようですが遠すぎますね
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あっ、いた!
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5羽見えましたが、4羽しか写りませんでした
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仲間のところへ飛んできました
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 本日は強烈な暑さもやっと一服したようなお天気でした。この間の暑さで頭がぼ~っとしてブログの更新に考えがまとまりません。
 天売島でウミガラス、ユルリ島モユルリ島ではハシブトウミガラスと皮算用していたので残念ですが、こればっかりは文句が言えません。モニタで確認してもハシブトウミガラスの特徴の上下のクチバシの境目にある白い線が見えませんでした。
 操舵だけして徐々に近づくと、ウミガラスはのんびりした様子で逃げようとはしませんでした。絶好のシャッターチャンスなんですが、こういうときばかり揺れるんです。慣れている人は両足を踏みしめながら、軽く曲げた膝と体幹で上手くバランスを取って両手を離した状態で撮影すると聞いていましたが、そんな人は居ませんでした。手を離した瞬間に揺れで1歩2歩よろめくので何度も足を踏まれました。ゴム長靴は風も水も通しませんが肉薄でかなり痛かったです。1度は私の足を踏んだまま足を踏ん張って撮影する人がいて、「足踏んでます。足踏んでます。」と連呼しましたがエンジン音にかき消されて届きませんでした。あまりの痛さにその人の足を叩いたら、驚いた顔で見られ、「足を踏んでましたよ。」と言いましたが、それも聞こえなかったようです。誤解されましたが仕方がありません。
 エトピリカは嬉しい初見初撮りです。翌日はまったく見えなかったそうですから幸運です。
 船の揺れはエトピリカのときも似たり寄ったりで難しかったです。とくに船にしっかり掴まって写真を撮ろうとすると、揺れがそもままレンズの揺れに直結するので鳥が画角の上に外れたり下に外れたりして真ん中に来てくれません。さらに海面の鳥さんが波間に隠れたりするので尚更でした。(likebirds夫)
 

by likebirds | 2015-08-10 06:00 | 北海道旅行 | Comments(8)