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ウミウ、オオセグロカモメ、ウトウ   北海道旅行その36  落石クルーズ
 沢山の出会いを楽しんだクルーズ船は一路、落石漁港へと進みました。
途中でウミウやヒメウが沢山止まっている岩場を通りました。
もしかしたらチシマウガラスが居るかもしれないと期待しましたが、残念ながら見ることはできませんでした。
行きは通らなかった突堤の横を進むと、オオセグロカモメが営巣しているのが見えました。
オオセグロカモメが卵を温めている姿を初めてみることが出来て、とても嬉しかったです。(likebirds妻)

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この日初めて近くで見たウトウ
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モユルリ島沿岸のウトウです   遠くのはエトピリカ
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ウトウの群れ
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モユルリ島北端のウトウ
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ウミウです   こんな写真を大量に撮りました   チシマウガラスが通り掛からないかと期待を込めて
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こんどはヒメウ   下は左からウミウ、ヒメウ、オオセグロカモメ
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高い岩場のウミウとヒメウ
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ウミネコの群れ
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落石港近くの小型ボートに群がるウミネコとオオセグロカモメ
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枝を集めた巣で卵を温めているオオセグロカモメ
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ナイロンロープを巣材に利用しています
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人口の埠頭ですが、抱卵中のオオセグロカモメを見ることが出来きて良かったです
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 前日に根室の納沙布岬ハイドから以前はチシマウガラスが居たという岩礁を探しましたが、右の岩礁はウミウ、左はオオセグロカモメでした。ブログ友が左右の岩礁間を飛ぶ霧の中のチシマウガラスを撮影しているので粘りましたが、女神は降臨しませんでした。それではと落石クルーズに期待しました。ガイドさんがチシマウガラスの海域に入りましたと言われてから、岩礁の上や海上を飛んでいるウミウやヒメウを大量に撮影して帰りましたが、チシマウガラスは写っていませんでした。今日、もう1度写真を見直して縁がなかったと諦めました。
 数の多いウトウはこのクルーズでは人気ランクが低いのか、あまり船で近づこうとはしていないようでした。落石クルーズの最後はオオセグロカモメの突堤での営巣でした。朝、出航のときは霧で見ることが出来ませんでしたが、寄港時には間近で見ることが出来て夫婦で喜びました。天売島で見る予定が切りに阻まれました。説明によると、突堤で孵化したオオセグロカモメの雛はほとんどオジロワシに襲われて食べられてしまうそうです。ここではオジロワシは悪役です。(likebirds夫)

by likebirds | 2015-08-17 06:00 | 野鳥観察 | Comments(4)
ウトウ  北海道旅行その11 天売島ウトウ帰巣ナイトウォッチング
 天売島で楽しみにしていたのが、ウトウの帰巣見学でした。
海に日が沈み始めると、次々と黒い点のようにウトウたちが帰ってくるのが見えます。
その点がどんどん近づきパタパタと言う大きな羽音と共に真上を猛スピードで、観察デッキの近くへ飛び降りていきます。
あまりの速さに飛び込む瞬間を見ることなどできません。音がする方を見てみると、餌を持っていないのでんびりしているウトウを見つけられるといった感じでした。
巣穴に飛び込んでくるウトウの速さと勢いと数は想像を超えるもので、迫力満点でした。(likebirds妻)

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雲海の向こうで日が沈みます
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帰巣が始まります
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凄い数のウトウが雲海の下から涌き上がってきます
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暗さが増すにつれ海側の空はウトウで埋め尽くされるようでした
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羽音も耳の近くで聞こえて迫力充分です
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わかりにくいですが細長い魚を2尾咥えています  イカナゴかもしれません
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何か咥えて飛んでいますが、こちらは1尾ですね
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イカナゴでしょうか?カタクチイワシでしょうか?
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小魚を咥えています

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でも、魚を咥えて帰ってきたウトウはほんの僅かでした  ほとんどのウトウは手ぶらです
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手ぶらで帰ってくるウトウの親
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ナイトウォッチングツアーのバスの近くへも次々飛んできます
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灯台の上空にも
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灯台の根本までびっしり生えたイタドリの藪に飛び込みます  ここにも多数の巣穴があります
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ツアーバスの待機する駐車場の脇にも次々飛び込みます  すごい羽音がしています
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巣穴のそばでは餌を横取りしようとオオセグロカモメやウミネコが待ち伏せしています
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帰ってきたウトウに襲い掛かります  ウトウは陸上を歩くのがとても苦手のようです
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ウミネコは餌を持っていないウトウには無関心です
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イタドリの下に巣穴があります
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競うように巣穴に戻っていきます

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用事が済んでじっとしているウトウです
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地面に開いている穴がウトウの巣穴です  ここには40万個ほどあるそうです   単純に考えても40万組80万羽です
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 北海道上陸後3日目に天売島に渡りました。その日と翌日の夜の2回、ウトウの帰巣ナイトウォッチングに参加しました。参加の申し込みは泊まる民宿にその旨告げると手配してもらえます。1人1000円です。申し込むと民宿の夕食は午後5時半からになります。食事を終えて一段楽する7時頃に各民宿の玄関口までバスが迎えに来てくれます。各晩、大体15人前後の参加者でした。赤岩展望台へ向かう途中で運転手兼ガイドの方がウトウ帰巣の説明をしてくれます。その話をここで詳しく書いてしまうと営業妨害になるので興味のある方は行ってみてください。
 小さな島なのでバスはあっという間に赤岩展望台の駐車場に着きます。1回目の晩は展望台周囲に霧が立ち込めていて写真は酷いものばかりだったので、主に2回目の晩の写真をUPしています。
 2回目のナイトウォッチングのときも民宿の玄関口にバスが来たときに既に濃霧の状態でした。とても悔しい気持ちでバスに乗り込みました。国内でウトウの帰巣を見ることの出来る唯一の場所へ来たのに2日連続で霧に阻まれるのは耐え難いと思いました。
 ところが幸運なことに標高の高い展望台付近は霧が薄かったのです。夕日でピンク色に染まった空の下は辺り一面の雲海でした。その雲海から多数のウトウが湧き上がってきます。少しづつ暗くなる空が無数のウトウで埋め尽くされるのを見るのは感動的でした。これは1日目も同じでしたが、頭上1mか2mほどのところを羽音を響かせて通り過ぎる迫力にも圧倒されます。何しろ最低でも80万羽が一斉に起草してくる訳ですから。時速60kmで飛んでくるそうです。思わず首を竦めたり、手摺の陰に隠れたくなるほどの勢いです。
 地上では海に潜って魚を捕ることのできないオオセグロカモメとウミネコが、雛に与えるために捕ってきたウトウの獲物を横取りしようと大挙して待ち構えています。ウトウは地上に下りると一目散に雛の待つ巣穴に駆け込みます。ウトウは泳ぐのは得意ですが地上を走るのはとても苦手のように見えました。水面を漕ぐように翼を左右交互に動かして走るのですが、見ていて速いとは言えませんでした。オオセグロカモメやウミネコに狙われたウトウは次々と雛に与えるための獲物を奪われていました。 オオセグロカモメやウミネコにかなりお怒りの方も居られました。 これは上から見える場所に巣穴がある場合です。イタドリの密生する下に巣穴がある場合はいきなりその藪内に飛び込むか駆け込めば翼の痛むのを嫌うオオセグロカモメなどの攻撃を受けずに済むそうです。
 不思議に思ったのは、帰巣するウトウで餌を咥えていない手ぶらのウトウが多かったことです。むしろ餌を咥えているのはほんの少数派でした。ガイドさんに質問すると次のように説明されました。
 ウトウは昼のうちは海で休憩したり自分のために餌を捕ったりしているそうです。夕方になってきて陽が西に傾くと球面形をした西の海の表面が相対的に明るくなり、水中のプランクトンがそちらへ移動するそうです。それを食べにイカナゴ、カタクチイワシなどの小魚が集まり、その小魚を捕って雛に新鮮な餌として与えるとのことでした。 ところが海霧が海上に濃く立ち込めて暗くなると、ウトウはもう夜が来たと勘違いして餌を捕らずに慌てて帰巣を始めるそうです。帰巣をしようと高く舞い上がり霧の上へ出ると明るい空が広がり大混乱になると言う訳です。
 説明を聞いて納得しましたが、ウトウの雛が心配になりました。ウトウの雛は4日か5日くらいなら餌をもらえなくとも生きていられるそうです。それを聞いて心配が少し和らぎました。
 ウトウのナイトツアーは午後8時頃には終了です。それ以上居ると駐車場も道路もウトウに埋め尽くされて帰れなくなるからだそうです。ウトウは餌を与えた後は巣穴で夜を過ごさず、地面で朝を待つそうです。
 自分達は撮影の状況をブログ友に聞いていたのでヘッドランプを持参しましたが、ガイドさんは他のカメラマンにカメラ付属のフラッシュ程度ならOKと言ってました。この繁殖地を守るためにも観光での収入が欠かせないそうです。たとえば野良猫対策もその1例だそうです。貴重なオオセグロカモメやウミネコの営巣地は野良猫で危機に瀕しているそうです。事実、ナイトウォッチングバスの到着する駐車場には野良猫がいました。野良猫と言えど単純に駆除する訳にはいきません。保護して里親を探したり、不妊手術を施したりと大変なお金が掛かるそうです。
 ウトウの帰巣を見学してその大迫力をお裾分けしたいのですが、それには自分の表現力がぜんぜん足りません。特に鳥好きでない方でもお時間がありましたらお勧めです。レンズは100mm前後で。(likebirds夫)


by likebirds | 2015-07-14 06:00 | 北海道旅行 | Comments(8)