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ウミガラス、エトピリカ   北海道旅行その32  落石クルーズ
 ゆれる船の上で四苦八苦していると、「3時にハシブトウミガラス」の声が、
「おぉ!」と思ってその方を見ると、すぐ近くにその姿を見つけましたが、そのとたん「じゃ無くて、ただのウミガラスです」と訂正になりました。
ハシブトウミガラスも見てみたいと思っていたので、ちょっと残念でしたがガイドさんが「この先でまだ見られるかもしれません」と
仰ったので気を取り直しました。
そうこうしていると「11時にエトピリカ」「距離があります」とのこと。
その方向に必死で目をやりますが、揺れる波に見え隠れして姿を確認することが出来ません。
やっと、遠くにその姿を見る事ができました。大きな真っ赤なクチバシがとても目立ちました。
船を止めてエトピリカを観察することになりました。(likebirds妻)

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ウミガラスはのんびり海に浮いていました
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ウミガラスは天売で2回、ここを加えると3回見ることが出来ました
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至近で見ると可愛い目をしていました
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エトピリカのようですが遠すぎますね
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あっ、いた!
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5羽見えましたが、4羽しか写りませんでした
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仲間のところへ飛んできました
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 本日は強烈な暑さもやっと一服したようなお天気でした。この間の暑さで頭がぼ~っとしてブログの更新に考えがまとまりません。
 天売島でウミガラス、ユルリ島モユルリ島ではハシブトウミガラスと皮算用していたので残念ですが、こればっかりは文句が言えません。モニタで確認してもハシブトウミガラスの特徴の上下のクチバシの境目にある白い線が見えませんでした。
 操舵だけして徐々に近づくと、ウミガラスはのんびりした様子で逃げようとはしませんでした。絶好のシャッターチャンスなんですが、こういうときばかり揺れるんです。慣れている人は両足を踏みしめながら、軽く曲げた膝と体幹で上手くバランスを取って両手を離した状態で撮影すると聞いていましたが、そんな人は居ませんでした。手を離した瞬間に揺れで1歩2歩よろめくので何度も足を踏まれました。ゴム長靴は風も水も通しませんが肉薄でかなり痛かったです。1度は私の足を踏んだまま足を踏ん張って撮影する人がいて、「足踏んでます。足踏んでます。」と連呼しましたがエンジン音にかき消されて届きませんでした。あまりの痛さにその人の足を叩いたら、驚いた顔で見られ、「足を踏んでましたよ。」と言いましたが、それも聞こえなかったようです。誤解されましたが仕方がありません。
 エトピリカは嬉しい初見初撮りです。翌日はまったく見えなかったそうですから幸運です。
 船の揺れはエトピリカのときも似たり寄ったりで難しかったです。とくに船にしっかり掴まって写真を撮ろうとすると、揺れがそもままレンズの揺れに直結するので鳥が画角の上に外れたり下に外れたりして真ん中に来てくれません。さらに海面の鳥さんが波間に隠れたりするので尚更でした。(likebirds夫)
 

by likebirds | 2015-08-10 06:00 | 北海道旅行 | Comments(8)
ウミウ、ヒメウ、ウミガラス 北海道旅行その12  天売島ボートウォッチング
 天売島最終日の早朝は、いよいよ寺澤先生のケイマフリ号に乗ってボートウォッチングです。
心配された霧も晴れ始め、期待で胸が膨らみます。
穏やかな海は鏡のように美しく、ウトウ、ケイマフリ、ウミガラスと次々と見る事ができて、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
宿に戻って食べた朝食がとても美味しく、おかわりしてしまいました。
夢のような天売島の3日間でした。(likebirds妻)

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前日、赤岩展望台から見たケイマフリ号
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2日前に乗った漁船「栄丸」よりずっと小さな「ケイマフリ号」
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出航してまもなくウミウのお見送りを受けました
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ウミネコが岩で休んでいます  素晴らしい夏羽です
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早速ケイマフリが出迎えてくれました
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ボートは早くも岩にあるオロロン鳥の巣穴へ  これらはオロロン鳥を呼び寄せるのためのデコイ(模造品)です
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鋭い刃物のような赤岩を横から見たところです
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岩棚がヒメウの繁殖地です  左端に雛がチラッと見えています  雛は初めてです
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ヒメウの巣ですが、中が良く見えません
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右の狭い岩棚にヒメウが営巣、左の広めの岩棚にウミウが営巣   そういう傾向があるそうです
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右に2羽、巣の中に可愛いウミウの雛が見えます  ウミウの雛は初めてで感激です
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ウミウが営巣しています  中央は巣立ちした雛のようです
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岩礁のケイマフリ
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近くで見る事ができた2羽のケイマフリ、仲が良いのか悪いのか微妙な感じでした
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霧で霞んだ沖に目をやるとウトウが飛んでいます
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前日の夜に見たウトウの帰巣を思い出します
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ゴマフアザラシが頭だけ海面から頭を出してこちらを見ていました
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ウミウとヒメウ
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ヒメウ  霧で霞んで見えます
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ケイマフリもさかんに飛びます
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ケイマフリ
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遊んでいるように見えるケイマフリ
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雛にやるウトウの餌を奪うウミネコとウトウが仲良く浮かんでいました
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岩場の頂上を奪い合うウトウです
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場所争いをしてもどうせすぐに飛び立ちます
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オロロン鳥(ウミガラス)には見つけた直後に空に飛ばれてしまいました
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飛んだオロロン鳥はぐるっと一回りして戻ってきました
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景勝地赤岩の前を悠々とオロロン鳥が飛びます
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赤岩の前 オロロン鳥2週目です
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見えているケーブルは巣穴に設置した観察カメラに繋がっています
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赤岩の高い場所から急降下して低い場所を飛びます
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赤岩の根本です
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海面スレスレを飛んでいます
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オロロン鳥は3周回って海に下りました
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大サービスのオロロン鳥はウトウと一緒に飛び去りました
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 天売島最終日の早朝はこの島へ移住された写真家の寺沢先生のケイマフリ号で再びボートウォッチングです。漁船でのクルーズと違い、北海道へ出発前に予め予約をしておきました。前々日には先生の運営されている「海の宇宙館」で乗船に関するレクチャーも受けました。これが終わると天売島での予定はすべて終わりで。、一旦宿に戻って朝食の後、フェリーで羽幌へ向かいます。
 ボートウォッチングの前の晩、宿で「翌日は濃霧注意報が出ているので、まず間違いなく中止になるだろう。」と言われました。また「明日は島の祭りがあるので時間遅れの出発もありえない。」とも言われ心配なまま眠りました。翌朝、午前5時に準備をして待っていると寺沢先生から「これから迎えに行きます。」と電話が来ました。「よし!!!」と気合を入れて出発です。
 宿まで寺沢先生に迎えに来ていただき、天売島第2の漁港である前浜から出発しました。霧が出ていて遠くは見えませんがが、比較的近い場所は良く見えました。前々日の漁船と違い、波が静かでこの日の小型ボートはあまり揺れませんでした。あっという間に海鳥繁殖地の赤岩付近に着きました。まずはウミウとヒメウの繁殖地の見学です。繁殖はどちらも見たことが無かったので興味津々でしたが、海面から高い場所はやはり霧がかかっている所が多く写真はほとんど撮れませんでした。
 ウトウやケイマフリを間近で見ることが出来てそれは感激モノでした。最初は警戒気味だったウトウやケイマフリですが、船のエンジンを切ってプカプカと浮き出すとだんだん気を許してくれるのか距離が近くなってもあまり逃げませんでした。
 面白いと時間の感覚がなくなります。まだ始まったばかりのような気がしていたのですが「時間ですのでそろそろ戻ります。」と言われました。私達の他に鳥に詳しそうな若いご夫妻が乗っていました。帰るために船首の向きを変えたとたん、その奥様が小さな悲鳴を上げました。「居た、居た!あれそうじゃないですか。」 オロロン鳥が居たのです。他所を見ていた自分は何処か判らずモタモタしているうちにオロロン鳥は飛び立ってしまいました。likebirds(妻)は海に浮いているところも見えたそうです。寺沢先生が「たぶん旋回して戻ってきますよ。」との言葉と同時にオロロン鳥は丸く旋回して戻ってきました。そしてボートの上空を3周してくれたのでした。1週目と2週目が練習になって3週目は夫婦共に景勝赤岩を背景にしたオロロン鳥(ウミガラス)を撮ることができました。
 前浜までの復路はやはり猛スピードでした。もう帰ろうと言う最後の最後にオロロン鳥が出てきたのでよっぽど時間オーバーだったようです。祭りがあるにも拘わらず時間を延長してオロロン鳥を見せてくださった寺沢先生にも感謝です。
霧に阻まれてオオセグロカモメやウミネコの営巣地を見ることが出来ない不運もありましたが、超ラッキーなことにも恵まれた天売島でした。さあ、次は道北サロベツです。(likebirds夫)


by likebirds | 2015-07-15 06:00 | 北海道旅行 | Comments(6)
ウトウ、ケイマフリ、ウミガラス、ウミスズメ 北海道旅行その5 羽幌フェリーと漁船クルーズ
 いよいよ天売島へ向かいます。
フェリーに乗って1時間半余りで島に到着。
直ぐに漁船でのクルーズに乗ることになりました。小さな漁船にベンチが作ってあって、座って海鳥や景色を見ることができます。
防水のポンチョ風カッパと救命胴衣を着て出航しました。このポンチョが厚手でしっかりしていて、波しぶきも海風もブロックしてくれて快適でした。
この「漁船クルーズ」には乗ってみるつもりでいたのですが、島について直ぐに乗ることになるとは思っていませんでした。
でも、もしかしたら振られるかもしれないと思っていたオロロン鳥(ウミガラス)を、しっかりと見ることができて、本当にラッキーでした。
「ウミガラス見れました」と大喜びで宿に入りました。(likebirds妻)


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天売島へ向かうフェリーが羽幌港を出発するとすぐにウトウの群れに出会いました
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霧が濃かったですがウトウの群れは切れ目なく飛んで楽しませてくれました
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天売島に到着後、そのまま漁船でのウォッチングです  ウトウを間近で見ることが出来ました
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霧の中を漁船が進みます  ウトウがたくさん浮いています
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ケイマフリは何回も飛んでいましたが、1枚だけ何とか撮れていました
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可能性が低いと予想していたオロロン鳥(ウミガラス)があっさりと海に浮いていました  これは超ラッキー!
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枯れ木も山の賑わいで左向きも...
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オロロン鳥のパタパタサービスです
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連写連写のパタパタ
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しばらく楽しませてくれましたが、最後は後ろ向きに飛び去りました
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多シャッター病再発  このオロロン鳥(ウミガラス)に各々200枚以上  没多数ですが
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既定時間となり帰港する直前に可愛いウミスズメも来てくれました
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潜られちゃうかと思いましたが、寄らせてくれました
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 泊まった羽幌の宿で朝食を済ませて、天売島へ向かって8時30分に出発です。羽幌のフェリー乗り場はカーナビやグーグルマップの示す場所とは違っていて「新フェリー乗り場」に移転していました。前日の投宿前に下見をしておいたので慌てずに済みました。
 フェリー乗り場では同世代の関西弁のご夫妻と出会い、お話をする機会がありました。そのご夫妻は国内だけでなく、海外も頻繁に旅して写真を撮られているそうで世界三大瀑布もヘリコプターで行って撮ってきたと言われていました。そのご夫妻は我々の乗るフェリーよりも30分ほど早く出る高速船に乗って天売島へ向かわれました。ところが我々の乗ったフェリーに途中寄港する焼尻島からそのご夫妻が乗船して来られたのでびっくりしました。「高速船とフェリーの時間差を利用してタクシーで1時間の焼尻島観光をしてきたんや。良かったでーー。」と言われ、流石に旅慣れた人は違うと感服しました。
 フェリーで天売島へ向かう途中はデッキで海鳥撮影を楽しみました。オオセグロカモメやウミウ、ウミネコなどが飛んでいましたが、やはり夢中にさせられたのは初見初撮りのウトウでした。切れ間なくウトウの群れが飛び数え切れないほど写真を撮りましたがまともなものはほとんどありませんでした。その後も全体にボンヤリしていて何処にもピントが合っていない写真ばかりでした。理由は良くわかりませんが、要するに下手なんです。という訳で今回はほとんどがlikebirds(妻)の撮った写真です。
 10時過ぎに天売島に着くと、予約しておいた宿の人が迎えに来てくれていました。その横には小型漁船を使った海鳥クルーズの申込所があって、何も考えることもなく流れで乗ってしまいました。一応、海鳥を見るなら早朝のほうが良いのではないかと質問しましたが、船長さんは鳥はタイミングだけだからそんなの関係ないよと言われました。荷物を宿の人に預けて漁船に乗り込むと、先ほどの関西弁のご夫妻も同舟でした。船長さんが「あんたら左側に座れ。」と言うので従いました。この漁船でのクルーズは今年から始まったもので、2艘就航しています。それまではもっと大型の観光船が島の周囲を1周していたそうですが昨年で廃止になったようです。観光よりも海鳥♪と言う人には出てくる海鳥に合わせて船長さんが操船してもらえるこの小型漁船のほうがよっぽどありがたいと言えます。
 10人乗りくらいの漁船はほぼ満席状態で濃霧の中を出航しました。港の堤防内のうちは良かったのですが、外海に出ると「聞いてないよーーー!」と叫びたいほど良く揺れました。被る波飛沫も半端ではありませんでした。乗船前に救命胴衣の下に頭からすっぽり被る合羽を貸してもらっていたので濡れずには済みましたが。船は北を上にした地図で反時計回りに島を巡りました。望遠のカメラを持った私達を見て、船長さんが左側に座れと言ってくれた理由がわかりました。左に座っていればずっと海から島側を見ていられるのです。
 ありがたくない濃霧の中を船は進みます。島の北側は景勝地で100m以上の断崖絶壁が目の前にそびえ立って圧倒的な迫力で迫ってきます。サスペンス劇場のロケもこの断崖では危なくて無理だろうなどとこの光景に相応しくない考えが頭に浮かんできて我ながら呆れました。
 船はかまわず進み続け、やがてウミネコとハヤブサの繁殖地と言われる観音崎に差し掛かります。切り立った断崖自体は霧の中でも良く見えるのですが、営巣状態などはまったく見えませんでした。崖に付いた大量の白い糞が印象的でした。ハート型の崖と言うのがあって、どんなものか眺めると、たまたま崖がハート型に崩れたようなものでした。かぶと岩、女郎子岩、屏風岩と景勝地を見ながら進みます。この間にも海上にはウトウがたくさん浮いていて飽きることはまったく無いのですが、何しろ船が揺れて眺めるのが精一杯で写真どころではありません。断崖の下には岩礁があり、ウミウやヒメウ、オオセグロカモメなどが散見されました。景勝の屏風岩あたりから船長さんが「赤い足のケイマフリが飛んでいます。あっもう2羽とんでいます。」とアナウンスされるのですが、周りを見回しても大量のウトウが浮いたり飛んだりしているのみで見つけることが出来ませんでした。途中からわかったことですが、このときウトウは海面スレスレを飛んでいましたが、ケイマフリはそれよりかなり高いところを飛んでいたのです。船から空を見上げるとケイマフリを見つけることが出来ました。
 で、写真ですがこの揺れです。なにしろ着用していた救命胴衣をときどき意識するほどの揺れですから、左手でレンズを持ち、右手でカメラを掴んで親指はAFボタン、人差し指でシャッターボタンを触りながら飛ぶ鳥をファインダーで追うのは技術も要るでしょうが、その前に勇気が要ります。つまり左右前後に揺れまくる船のベンチに座りながら船のどこかを必死に掴んでいる手を両方離すことになるので勇気と言うか度胸と言うかそういうものも必要になります。ケイマフリは1枚だけ写っていました。
 書き忘れましたが、この辺にはところどころでゴマフアザラシが平らな岩礁の上や極小の砂で何頭もゴロゴロしていました。海上に頭だけ出して泳いでいるのも居ました。大きいので一般の人でも多少ズームの効くカメラなら上手く撮れるようで他の皆さんもしきりにゴマフアザラシを撮影していました。それにしても素っ裸で岩の上で波に洗われながらゴロっと横になって痛がらないのは大したものです。
 天売島はウトウの世界最大の繁殖地で観光の売り物は何といっても夕刻に行われる80万羽~100万羽の帰巣だと思います。自分達もそれが目的でやって来ているのですが、もうひとつ鳥見の人の運命を分ける鳥さんがいます。国内では唯一天売島だけで繁殖するオロロン鳥(ウミガラス)を見ることが出来るかどうかです。以前は40000羽も居たそうですが、その後みるみる激減。昨年は35羽(だったかな?)、今年は27羽が天売島にやって来ていることが確認されています。そのオロロン鳥が天売島のほぼ西端にある赤岩の岩穴で保護されながら繁殖しているのです。その赤岩付近に我々の漁船がやって来ました。スクリューは超低速回転。霧がかかった水面を必死に探します。「あっいるいる!」意外とあっさりただ1人立っている船長さんが見つけてくれました。スクリューを停止したり、低速回転にしながら船長は船を操作してくれます。「近づきませんよ!すぐ潜っちゃうから。」 オロロン鳥も漁船も漠然と波に揺られているうちにだんだん距離が縮んできたのは嬉しいことでした。さらにこの時、船は恐怖を感じるほどには揺れませんでした。オロロン鳥はウトウの群れに混じりかけたり、離れたりしながら最後には我々に背を向けて飛び去りました。見ている間にオロロン鳥は1度も鳴きませんでしたが、繁殖穴へ呼び寄せのための拡声器が「オロローーーン、オロローーーン」と鳴り響いていました。撮影データを後で調べるとオロロン鳥は11分間も視界の中に居てくれていました。まったく自力では何もしていませんが賭けに勝ったような気分がしました。船長さんの口車に乗せられて本当に良かったと感謝した次第です。
「そろそろ帰りま~す」と船長さんが言ったとたんに慌てて船を止めました。3羽のウミスズメを見つけてしまったようです。親切な船長さんはウミスズメが遠くなるまで見せてくれました。
 時間を取り過ぎたのか、島の南側を港へ向かう漁船は猛スピードで波を蹴るように走りましたが左手は船の縁、右手でベンチをしっかりと掴んでいたのであまり怖くはありませんでした。(likebirds夫)
 


More  羽幌フェリーでのその他の海鳥とゴマフアザラシ
by likebirds | 2015-07-08 06:00 | 北海道旅行 | Comments(10)