オオグンカンドリは名前のように厳つい鳥かと思っていましたが、スマートでとてもかっこよかったです。
ゆったりとほとんど羽ばたかずに優雅に飛ぶ姿に魅了されました。(likebirds妻)
頭上に巨大なオオグンカンドリが姿を現しました
眠そうな目が愛嬌たっぷりでした
背中も見せてくれました
ぼんやりしているとトビにモビングされます
トビにはしょっちゅう追いかけられていました
ゆっくりと旋回するときに背中が見えます
翼をすぼめると揚力を失い急降下します
大きな口を開けていました
巨大な身体の割にはとても貧弱な足に見えました
羽繕いは飛びながらいつもしていました
オオグンカンドリを見ることが出来ると聞いて小説「潮騒」の舞台へ行ってきました。そんなところまでいったのに呆れた夫婦は小さな島見物もせずに空を見っぱなしでした。朝一番の船で出かけてオオグンカンドリを今か今かと待ちましたがなかなか現れてはくれませんでした。仕方がないので渡ってゆくヒヨドリやサシバ、ノスリ、時々現れるハヤブサやミサゴ、テトラブロックや岩場のイソヒヨドリ、崖の上の木から海に向かって飛び出し直ぐに戻ってくることを数十回も繰り返すカケスなどを見て時間を潰しました。
11時くらいまでは我慢していましたが、昼くらいになると悲観的な予想のみが頭に浮かび帰りの船の時間が気になりだしました。泣きそうな気分になりだした昼過ぎに突然頭上に巨大な鳥が姿を現しました。飛んでいると言うよりは空に浮かんで漂っているような感じでした。浮かびながら毛繕いをしたり、下から見ていて居眠りをしているなと思える時もありました。他の鳥が魚を捕まえてくれれば豹変して恐ろしい盗賊ぶりを発揮してくれるのでしょうが、そんな場面はありませんでした。でも総じてオオグンカンドリの存在感は圧倒的でした。(likebirds夫)