北海道ではノゴマはスズメよりも多い。と聞いたことがありましたが、本当にその通りでした。澄んだ美しい囀りはいたる所で聞くことができました。こんなにノゴマがいっぱいで、さすが北海道は凄いと思いました。(likebirds妻)
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天売島で撮ったノゴマです
道路端に普通にいるノゴマ
霧の中で撮ったノゴマのメスです
メスも高いところに止っていました
天売島ではノゴマはいたるところで鳴いていました。植物の生えない岩礁部を除けばほぼ全ての場所で見ることが出来ました。人工物にもよく止り、電線や杭の上、民家の塀、工事現場の建設資材の上などで見かけました。道路端にもよく下りていて我々が近づくと進む方向と同じ方向に歩いて逃げるので、いつまでも自分達の前を歩き続け、まるで自分達を先導してくれているようでした。最初はノゴマを見るとレンズを向けていたのですが、さすがに見飽きて人工物の上にいるノゴマは撮らなくなりました。メスは地味なせいかあまり見かけませんでした。
ノゴマと言うと、今までは関東で渡りの途中のものしか見たことが無かったので、藪の中に隠れているイメージが強かったのですが、ここでのノゴマは別物という印象でした。関東ではどちらかと言うとレンズは水平より下向きにしてシャッターを切りますが、ここではオスは必ず高いところにいるのでレンズは上向きで空抜けが多かったです。メスのノゴマさえ比較的高い位置にいることがありました。
今回の天売島で厄介だったのは霧です。この時期は霧が発生しやすいそうです。2泊3日滞在したのですが、濃淡はありますがほとんど霧が出ていたように記憶しています。朝霧、夕霧はもちろんのこと、昼間晴れているときでも突然霧が発生して暗く視界が悪くなります。晴れている高い断崖絶壁のうえから海を見下ろすと一面霧で見えないこともあり、その逆で高いところだけ霧のこともありました。
晴れた赤岩展望台から雲海を楽しむという趣向もあるそうですが、何しろ鳥が見たい撮りたいという小さめの前頭葉の自分はあまり楽しめず困りました。(likebirds夫)