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ウミウ、ヒメウ、ウミガラス 北海道旅行その12  天売島ボートウォッチング
 天売島最終日の早朝は、いよいよ寺澤先生のケイマフリ号に乗ってボートウォッチングです。
心配された霧も晴れ始め、期待で胸が膨らみます。
穏やかな海は鏡のように美しく、ウトウ、ケイマフリ、ウミガラスと次々と見る事ができて、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
宿に戻って食べた朝食がとても美味しく、おかわりしてしまいました。
夢のような天売島の3日間でした。(likebirds妻)

写真はすべてクリックすると拡大してご覧になれます


前日、赤岩展望台から見たケイマフリ号
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2日前に乗った漁船「栄丸」よりずっと小さな「ケイマフリ号」
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出航してまもなくウミウのお見送りを受けました
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ウミネコが岩で休んでいます  素晴らしい夏羽です
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早速ケイマフリが出迎えてくれました
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ボートは早くも岩にあるオロロン鳥の巣穴へ  これらはオロロン鳥を呼び寄せるのためのデコイ(模造品)です
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鋭い刃物のような赤岩を横から見たところです
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岩棚がヒメウの繁殖地です  左端に雛がチラッと見えています  雛は初めてです
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ヒメウの巣ですが、中が良く見えません
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右の狭い岩棚にヒメウが営巣、左の広めの岩棚にウミウが営巣   そういう傾向があるそうです
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右に2羽、巣の中に可愛いウミウの雛が見えます  ウミウの雛は初めてで感激です
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ウミウが営巣しています  中央は巣立ちした雛のようです
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岩礁のケイマフリ
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近くで見る事ができた2羽のケイマフリ、仲が良いのか悪いのか微妙な感じでした
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霧で霞んだ沖に目をやるとウトウが飛んでいます
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前日の夜に見たウトウの帰巣を思い出します
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ゴマフアザラシが頭だけ海面から頭を出してこちらを見ていました
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ウミウとヒメウ
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ヒメウ  霧で霞んで見えます
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ケイマフリもさかんに飛びます
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ケイマフリ
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遊んでいるように見えるケイマフリ
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雛にやるウトウの餌を奪うウミネコとウトウが仲良く浮かんでいました
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岩場の頂上を奪い合うウトウです
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場所争いをしてもどうせすぐに飛び立ちます
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オロロン鳥(ウミガラス)には見つけた直後に空に飛ばれてしまいました
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飛んだオロロン鳥はぐるっと一回りして戻ってきました
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景勝地赤岩の前を悠々とオロロン鳥が飛びます
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赤岩の前 オロロン鳥2週目です
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見えているケーブルは巣穴に設置した観察カメラに繋がっています
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赤岩の高い場所から急降下して低い場所を飛びます
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赤岩の根本です
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海面スレスレを飛んでいます
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オロロン鳥は3周回って海に下りました
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大サービスのオロロン鳥はウトウと一緒に飛び去りました
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 天売島最終日の早朝はこの島へ移住された写真家の寺沢先生のケイマフリ号で再びボートウォッチングです。漁船でのクルーズと違い、北海道へ出発前に予め予約をしておきました。前々日には先生の運営されている「海の宇宙館」で乗船に関するレクチャーも受けました。これが終わると天売島での予定はすべて終わりで。、一旦宿に戻って朝食の後、フェリーで羽幌へ向かいます。
 ボートウォッチングの前の晩、宿で「翌日は濃霧注意報が出ているので、まず間違いなく中止になるだろう。」と言われました。また「明日は島の祭りがあるので時間遅れの出発もありえない。」とも言われ心配なまま眠りました。翌朝、午前5時に準備をして待っていると寺沢先生から「これから迎えに行きます。」と電話が来ました。「よし!!!」と気合を入れて出発です。
 宿まで寺沢先生に迎えに来ていただき、天売島第2の漁港である前浜から出発しました。霧が出ていて遠くは見えませんがが、比較的近い場所は良く見えました。前々日の漁船と違い、波が静かでこの日の小型ボートはあまり揺れませんでした。あっという間に海鳥繁殖地の赤岩付近に着きました。まずはウミウとヒメウの繁殖地の見学です。繁殖はどちらも見たことが無かったので興味津々でしたが、海面から高い場所はやはり霧がかかっている所が多く写真はほとんど撮れませんでした。
 ウトウやケイマフリを間近で見ることが出来てそれは感激モノでした。最初は警戒気味だったウトウやケイマフリですが、船のエンジンを切ってプカプカと浮き出すとだんだん気を許してくれるのか距離が近くなってもあまり逃げませんでした。
 面白いと時間の感覚がなくなります。まだ始まったばかりのような気がしていたのですが「時間ですのでそろそろ戻ります。」と言われました。私達の他に鳥に詳しそうな若いご夫妻が乗っていました。帰るために船首の向きを変えたとたん、その奥様が小さな悲鳴を上げました。「居た、居た!あれそうじゃないですか。」 オロロン鳥が居たのです。他所を見ていた自分は何処か判らずモタモタしているうちにオロロン鳥は飛び立ってしまいました。likebirds(妻)は海に浮いているところも見えたそうです。寺沢先生が「たぶん旋回して戻ってきますよ。」との言葉と同時にオロロン鳥は丸く旋回して戻ってきました。そしてボートの上空を3周してくれたのでした。1週目と2週目が練習になって3週目は夫婦共に景勝赤岩を背景にしたオロロン鳥(ウミガラス)を撮ることができました。
 前浜までの復路はやはり猛スピードでした。もう帰ろうと言う最後の最後にオロロン鳥が出てきたのでよっぽど時間オーバーだったようです。祭りがあるにも拘わらず時間を延長してオロロン鳥を見せてくださった寺沢先生にも感謝です。
霧に阻まれてオオセグロカモメやウミネコの営巣地を見ることが出来ない不運もありましたが、超ラッキーなことにも恵まれた天売島でした。さあ、次は道北サロベツです。(likebirds夫)


by likebirds | 2015-07-15 06:00 | 北海道旅行 | Comments(6)
Commented by よっちゃん3 at 2015-07-15 11:05 x
likebirds さん: お早うございます。よっちゃん3 です。

小型船でのクルーズ、さぞ揺れたことでしょう、と思って
いたのですが、意外にも静かな海だったのですね。しかも、
オロロン鳥が最後の最後に見られるなんて、超ラッキーで
したね。赤岩背景の飛翔写真を拝見して、大変羨ましく
思いました。これだけでも、今回のクルーズの意義は十分
だったのではないでしょうか?
素晴らしい出会いとなって、本当に良かったですね。
次回以降のサロベツ原野編も、楽しみに致しております。

では、また。
Commented by youshow882hh at 2015-07-15 12:24
こんにちは。ゆーしょーです。
仰るようにこうもウトウの数が多いと、空と海の色が変わるのも分かります。
そしてウトウの糞害も大変ですね。
昨日はウトウだけの写真でしたが、今日は、周囲の情景などを載せていますね。
1枚目の写真にあるような小さい船に乗ってウトウの撮影に行かれたのですか?
Commented by hama_usagi at 2015-07-15 17:27
こんにちは
ケイマフリ号ですか このぐらいの小舟のほうが揺れると思いましたが
やはり二人の行いが良いのかな

写真を撮る身は霧は苦労するでしょうが
拝見させてもらう立場はとても神秘的な絵になり嬉しいです
オロロン鳥は おいらは一瞬しか見られず2-3枚撮ったのがやっとこでしたよ
絶壁を海から そして珍しい巣や幼鳥も見られ 最高でしたね
Commented by likebirds at 2015-07-15 19:06
よっちゃん3さん。コメントありがとうございます。
今回、北海道では3回クルーズに乗船しましたが、今回の小型
ボートが一番揺れなかったような気がします。でも場所によって
はかなり揺れましたが。オロロン鳥が出た最後の最後のときは
幸い海が静まりあまり揺れませんでした。
空抜けのオロロン鳥の飛翔は容易に撮れましたが、岩場を背景
にしたものは1周目はピントが合いませんでしたが、3周して
くれたので助かりました。(likebirds夫)
Commented by likebirds at 2015-07-15 19:13
ゆーしょーさん。コメントありがとうございます。
ウトウは数十万羽も居ますから何もかもが凄いです。住民と
ウトウが住み分けているので自分の居た2日間では目に付きま
せんでした。写真にある小さなボートに乗って海鳥の繁殖地に
近づきました。このときは写真家の先生がガイドをされたので
素人の自分等にはとても助かりました。(likebirds夫)
Commented by likebirds at 2015-07-15 19:20
横浜のうさぎさん。コメントありがとうございます。
自分たちも小船に乗るときはおっかなびっくりでしたが、操船
が丁寧なのか、肝心のときはあまり揺れませんでしたよ。
霧の中を進むときの風景はあの世じゃないかと思うほど神秘的
なものでした。
そう言えばうさぎさんも100-400Ⅱ買ったんですよね。今回、
船は全部これでいきましたが、霧だとけっこうAF迷いましたよ。
(likebirds夫)
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