細長い野付半島の真ん中を背骨のように続く道の両側は湿地と潅木が迫っています。
車を走らせていると、潅木の枝に止まっては潅木の中に飛び込み、また枝に上がっては枝の中を覗き込むカッコウがいました。
真横に車を寄せて、レンズを向けても逃げる気配はありません。それどころかこちらを気にする様子すらありませんでした。
托卵するのに夢中だったのかもしれません。
久しぶりにシャッターを押す心が弾みました。(likebirds妻)
(1枚目から3枚目まではノートリです)
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枝先に止まりました
根元のほうを窺っているようです
突然次の枝へと飛び移りました
電線にも止まっていました
ペアなのか、争っているのか不明です
何回も書いていますが、野付半島へ来たのは猛烈に寒い日でした。カッコウは居ましたが、托卵相手の小鳥がまったく居ません。ときどき小鳥の地鳴きのような声が聞こえることがあるので、おそらく上に出てこないで冷たい風の来ない草の中に居るのでしょう。ノビタキでもノゴマでもカッコウにモビングをしてくれれば面白いと思いましたがまったく気配もありませんでした。夏の北海道旅行の留意事項に虫除けスプレーの持参を助言されていたので何種類か持って行きましたが虫もぜんぜん飛んでいないので小鳥も出てこないのかもしれません。
カッコウは車中からの撮影です。運転しながらカッコウの撮影は難しかったです。近くへ車で寄って行っても気にする風もなく逃げませんでしたが、徐々に枝から枝へ数メートルの移動を繰り返すのです。車を止めて、助手席に置いたカメラを手に持ってカッコウにレンズを向けると少しだけ移動して前枝に悩んだり、後ろ向きだったりが多かったです。それでまた車を少し移動すると、カメラを構えるまでに同じことが起こります。そんな訳でUP写真はほとんどlikebirds妻撮影です。後部座席での撮影に心が弾んだそうですが、運転席では多少イライラさせられました。(likebirds夫)