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タンチョウ  北海道旅行その28 風連湖
 河口付近で2羽のタンチョウがゆったりと餌を探しているのを見つけました。
水辺のタンチョウは見てみたかった姿でしたので、とても嬉しかったです。
その後も、湖岸で若いタンチョウを近くで見る事ができました。
道路を走っていて、普通にタンチョウを見る事ができる北海道は凄いと思いました。(likebirds妻)

写真をクリックして拡大画像をご覧下さい


風連湖 別当賀河口付近で2羽のタンチョウを見つけました
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風連湖を通り過ぎると温根沼に架かる橋の上から
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若鳥のようで頭頂に赤味がありません
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 野付半島を後にして霧で見えない国後・択捉・歯舞・色丹の北方領土を左に意識しながら野付国道(244)を南下するとやがて根室湾に入りますが、その根室湾から砂洲で仕切られたのが風連湖です。風連湖を海から隔てるために北側から伸びている砂洲が走古丹で、天気さえ良ければ野鳥の宝庫だったのでしょうが、今回はその荒涼とした風景だけを楽しんで風連湖を迂回するルートを走ります。この辺りは左側に素晴らしい景色の風連湖が広がっているはずなのですが、林に阻まれてところどころしか見ることは出来ません。風連湖に流れ込む川に架かる橋や道の駅等で車を止めて眺める風連湖は対岸の深い森が靄に霞んで幻想的でした。どんどん走って厚床を左折していよいよ根室に向かう道(根釧国道)で別当賀川の河口付近でやっと比較的近くのタンチョウを見ることが出来ました。初見初撮りは数時間前に野付半島で済ませていたのですが、そのときはあまりにも遠くて「タンチョウを見た、撮った」を実感したのはこのときだったような気がします。道路の左側に車を止めて窓から2羽のタンチョウを撮りました。タンチョウは対岸近くの水の中を前後に並んで歩いて、川にクチバシを突っ込んでは餌を探しているように見えました。タンチョウがクチバシを水面から上げるときに長い水滴が垂れ下がって美しい光景でした。その光景を写真にしようと何枚も撮りましたが腕が足りません。タンチョウの後ろに広がるハマナスの林も花の色が強く目に刺さってきていたのに写真はポツポツで寂しいものになりました。
 その後も根室に向かい走り続けると風連湖の南端にある春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンターがあります。ここから走古丹に向かって北に伸びる砂洲が春国岱です。こちらも遥か遠くまで素晴らしい風景が続いているのですが、歩いてみるにはあまりにも寒く、また鳥もいませんでした。春国岱もこえて温根沼に掛かる橋を渡りきったところでまた2羽のタンチョウを見つけました。急いで車から下りて写真を撮りましたが、2羽とも頭が赤くありませんでした。どうやら若い個体だったようです。巣立ちしてから成鳥になるまでは若い個体同士でグループを作るのだと宿泊した宿で教わりました。
 夏の道東へはもう一度来てみたい気持ちと、また異常低温だったらと避けたい気持ちが半々です。ただ、野鳥撮影は常に楽観的でなければ続きません。最初は定番の場所で定番の鳥を見ていれば良いのですが、それさえ行けば必ず見ることが出来るとは限りません。だんだん見たことの無い鳥を見に遠出をするようになりますが、相手が羽根の生えた鳥ですから行ってみないとわかりません。自分の経験では確立はとても少ないと思います。自分の友人も「玉砕」とか「沈没」とか「丸坊主」とか言葉は違いますが、じぶんと似たような確立だろうと思います。それにもかかわらず、高い金をかけて夜明け前から出かける鳥見人はよほど懲りない楽天家と思います。「ガソリン損の草臥れ儲け」になることが目に見えています。以前は「よく言えばポジティブ」と言ったりしましたが、友人に「ポジティブの意味を理解せぬ誤用」と言われて封印しています。(likebirds夫)

by likebirds | 2015-08-05 06:00 | 北海道旅行 | Comments(6)
Commented by youshow882hh at 2015-08-05 11:49
こんにちは。ゆーしょーです。
根室近くに風連湖という湖があるのですね。
ここにも丹頂が居るのですね。
自然に歩いている姿など、やはり北海道なればこそですね。
3枚目はかなり近くからの撮影ですね。
目の当たりに丹頂を見ることが出来嬉しかったでしょう。
Commented by likebirds at 2015-08-05 18:01
ゆーしょーさん。コメントありがとうございます。
根室湾に面した汽水湖で、名前も美しいですが景色も最高です。
南北両側から伸びた細長い砂洲が海を隔ててできています。
ここではタンチョウが少数ではありますが繁殖・越夏しているようです。
タンチョウを近くで見ることが出来て感動しました。
タンチョウだけでなく、草原性の小鳥やアカエリカイツブリなども居るの
ですが、今回は会うことができませんでした。
そして風連湖には夏でも海鷲のオジロワシが住んでいます。(likebirds夫)
Commented by brubru at 2015-08-05 19:43 x
こんばんは!!

やはりタンチョウは良かったですよねえ・・
冬に九州で色々鶴に会いました昔は鶴と言えばタンチョウヅルでしたから!!やはり会えたときはうれしかったです。
そなんですよね、ここはまだカップルを作らない若が集まるところらしく僕も夕方6羽集まっているのを見ましたw

天気はほんと悩ましいですね・・でも唯一どうしようも無いことかもしれません!!
自然相手の鳥見はいかんともしがたいところがありますねw
でも北海道はそれにも増した魅力満載のような気がしました!!

暑くて暑くて無いもやる気がしません・・・
Commented by likebirds at 2015-08-05 22:14
brubruさん。コメントありがとうございます。
タンチョウは釧路の冬だとよく聞きますが、初見初撮りの自分
にとっては今回の邂逅は嬉しかったです。
自分も夕方に廻ってみたかったのですが、あまりの寒さで宿の
部屋でガスストーブの前から離れられませんでした。
brubruさんとはほんの数日違っただけですが、違うところへ
行ったように印象が違いますね。自分の友人がさらに遅れること
数日でこの場所を通りましたが、また印象が違いました。
それぞれの出会いがあることが鳥見の醍醐味ですね。(likebirds夫)
Commented by よっちゃん3 at 2015-08-07 07:34 x
likebirds さん: お早うございます。よっちゃん3 です。

タンチョウは、やはり北海道を代表する鳥ですよね。
私も大好きな鳥でして、長女の名前に鶴の字を入れた
くらいです(我が家の4人の子供たちの名前は、皆、
鳥に関係しております。完全に私の趣味の一環ですね)。
さて、走古丹と風連湖でのタンチョウとの出会い、
この季節ならではの写真が撮影出来て、良かったですね。
私の場合、野付半島の突端で2羽のタンチョウに出会った
ので、走古丹はスルーしてしまい、春国岱へ直行して
しまいました。結果としては、これは敗北でしたね。
この頃になると、かなり諦めムードになり、一気に
根室市内を目指すことにしてしまい、温根沼も省略して
しまいました。しかし、根室市内でじっくりと探鳥した
ため、引臼沼でアカエリカイツブリやアカエリヒレアシ
シギ、それに間近でノビタキを見ることが出来、全く
何が幸いとなるか分かりませんね。今回の遠征では、
鳥との出会いの確率は必ずしも高くはありませんでしたが、
引臼沼のような行幸もあることはありました。
今回の解説の最後に、鳥見人は楽天的かというコメントが
ありましたが、個人的には、楽天的な考えがないと
(次には出会えるだろう)、鳥見は出来ないと思っており
ます。ただ、目的とする鳥以外の鳥との出会いもあります
ので、偶然性・蓋然性の高い趣味であることは間違いない
と思います。まあ、出来るだけお金を掛けないで、身近な
鳥を追いかける方が、出会える確率は高いのでしょうね。

では、また。
Commented by likebirds at 2015-08-07 17:26
よっちゃん3さん。コメントありがとうございます。
私が鳥を好きになり、さらには写真を撮って歩くようになった
のは3人の子供達が大きくなってからです。お子さんの名前に
鳥に因んだものを選ばれるとは筋金入りで驚きました。
自分はこの時点でまだギンザンマシコが諦められずに天気が回
復したら知床峠へ向かおうと思い、結果的に探鳥が中途半端に
なりました。
よっちゃん3さんは根室市内でアカエリカイツブリやアカエリ
ヒレアシシギなど、それなりの成果を出されたので羨ましいで
す。その前の野付半島でもタンチョウが我々のときよりずいぶん
近かったようですね。(likebirds夫)
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