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エトピリカ  北海道旅行その33  落石クルーズ
 好奇心の強いエトピリカは遠くにいても、船に近寄ってくることが良くあるので少し待機することになりましたが
エトピリカたちは寄ってくる気配がありませんでした。
ガイドさんが少し離れた場所にいたもう一羽を見つけ、そちらの方へ近寄ってみようと言うことになりました。
幸いその1羽は船が近寄っても逃げる様子もなく、のんびりと泳いでくれました。
少しずつ近寄って、最短5メートルまで近づくことが出来ました。
船の揺れは相変わらず大きくて、間近にいるエトピリカをファインダーに入れるのが大変でしたが、なんとか写っている写真があって本当に嬉しかったです。
(likebirds妻)


写真をクリックして拡大画像をご覧下さい


船が近くへ寄っても逃げません
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ガイドさんが「5m」と言いました  最短です まるでオモチャを見ているようです
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後姿もどうぞ
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ちゃんとパタパタもやってくれました
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このときのパタパタは近かったです
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さんざんサービスしてから突然飛び去りました
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旋回するかな?と思いましたが...
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後ろ向きにGoodByeでした
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漁船は帰りに向かう途中もエトピリカは飛んでいました
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繁殖地近くの沿岸を飛びます
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帰りには5羽が同時に画角に入りました
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絶景の海に浮かんでいました
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蛇足ですが...
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 暑さも一段落かと思いましたが、今日も蒸し暑いです。

 エトピリカは前回のブログ記事でUPしています。続けてまたエトピリカのUPは変な感じがしますが、北海道旅行からすでに1ヶ月以上が経過して終了を急ぎたい気持ちと写真の整理が間に合わないのとでチグハグなった結果です。初めからエトピリカ (1),(2)にしてしまえばよかったのですが、計画性がないのでこの始末です。
 ユルリ島、モユルリ島は海鳥の繁殖地で上陸することは出来ません。落石クルーズでは出来るだけ海鳥繁殖の妨げにならないように両島へはあまり近づきません。両島から離れたところにいるエトピリカなら脅かさないように少し近づいても、エトピリカが嫌なら自分で逃げるのでそれほど影響は無いという事でした。それでも逃げるエトピリカを追う事はしないそうです。嫌われて逃げられたら、去るものは追わず、となります。このような説明を受けながらエトピリカにゆっくりと近づく訳ですから、心中はドキドキです。固唾を呑んで見守ると言いたいところですが、近づきながらシャッターは切りっぱなしでした。なにしろいつ飛んで逃げられるかわからないので撮れるうちに撮ろうと、皆さんのシャッター音だらけです。至近に近づいて船が止まるとプカプカ浮きながら振り子のように揺れ始めます。こりゃー近いなと思いましたが、他の乗客から「10回以上乗っているけれど、これほど近いのは初めてだ。」と言う声がしたので、たぶんそうなのでしょう。目の上に伸びた眉毛のような黄白色の羽根毛がはっきり見えました。場所が眉の位置なので冠羽と呼んだら間違いなのかもしれませんが、冠羽が良く見えました。ガイドさんは少し若いのか少し眉が小さめだと言っていました。自分はエトピリカは初見初撮りです。したがって比べる対象がなく、とても立派な眉毛だなと思っていたのでカクッとなりました。
 海鳥に限りませんが、水鳥を撮影に行って悩むのがどんな写真を撮ればいいかです。餌を捕って食べていてくれたりしたら良いのですが、ただただ水面に浮いていられるとどうして良いのかわかりません。どうしようもなく同じ写真を撮り続けることになりがちです。今回も右を向いたり左を向いたりするのみでしたが、事情は大きく違います。水面の波間に揺れているエトピリカをさらに揺れている漁船の上で立って撮るのですから自分の技量を超えています。でも自虐している暇はありません。今回の落石クルーズの目玉の鳥が信じがたいほどの近い距離に浮いているのですから。連写を止めてふっと一息ついたところでエトピリカはパタパタをやってくれました。あわててレンズを向けるのですが、近すぎるためか上手くファインダーに収まりません。そんなことが2度ありました。パタパタも2回やって、そろそろ飛ぶのかな?と思って見たとたんに助走が始まり飛び去ってしまいました。そんな感じでしたが、船が引き返しはじめにも遠くでエトピリカを見ることが出来て、まぁ、満足すべきクルーズでした。
北海道旅行をしていてすぐ気がついたのは、野鳥撮影に使うレンズについてです。他を大きく引き離して1番に使われていたのはニコンでもキャノンでもなく、タムロンの150-600ズームレンズでした。自分は500mmレンズを持っているのでキャノン100-400ズームにしましたが、むしろ少数派でした。サロベツ原野では同宿の方がやはりタムロンでした。腕の違いもあるのかもしれませんが、自分のキャノン500mm+1.4+APS-Hよりタムロン150-600+APS-Cのほうが優位性があるように思えました。タムロン150-600はテレ端ではF6.3ですから明るさは自分の100-400と同等です。とても軽いらしくテレ端で手持ちで飛ぶ鳥を追いかけている人が多く、売れる訳だなと思いました。この落石クルーズでも半分くらいの乗客がタムロン150-600持参でした。長旅にこれ1本でという方にはシグマ150-600とあわせて検討の余地ありと思いました。(likebirds夫)



by likebirds | 2015-08-13 06:00 | 北海道旅行 | Comments(6)
Commented by t-fox at 2015-08-13 09:28 x
素晴らしい!
こんな出会いがあったとは・・・
一生ものですね。おめでとうございます。
Commented by likebirds at 2015-08-13 21:03
t-foxさん。コメントありがとうございます。
我々の乗船した日の翌日はフルマカモメしか
見ることが出来なかったと聞きましたから、
相当運が良かったのかもしれません。
この運ほどの腕前がないのが泣き所です。
その点、t-foxさんのギンザンマシコは
両方備えていますね。(likebirds夫)
Commented by youshow882hh at 2015-08-13 23:31
こんばんは。ゆーしょーです。
色白の顔で、太いくちばしと足がオレンジ色の可愛いエトピリカですね。
仰るように近くで大きく見ると、まるでおもちゃのようです。
小鳥に、太いくちばしを持ったシメがいますが、ちょっと見た感じは
似てますね。
Commented by likebirds at 2015-08-14 09:04
ゆーしょーさん。コメントありがとうございます。
そうなんです。エトピリカはまるで動くおもちゃのようでした。
図鑑では見て知っていましたが、こんな鳥が日本の北の海に
居たのかとあらためて驚きました。
そういえばクチバシの大きいところはシメに似ているかも
しれませんね。シメは目がもうちょっとキツイですね。(likebirds夫)
Commented by よっちゃん3 at 2015-08-18 08:04 x
likebirds さん: お早うございます。よっちゃん3 です。

お盆休みを終え、本日から勤務を再開しました。
休み中は、家内の実家である日立市に居り、2日間、久慈川の
サギ山でオオタカの出現を待ちました。どうしても、猛禽類
中心の探鳥になってしまいますね、私の場合。

さてエトピリカですが、私はまだであったことがありません。
海鳥そのものも、あまり見ないのですが、船で近づかなければ
見られない鳥は、船に弱い私にとってはいきなり撮影対象外
となってしまいます。そんな訳で、今回の写真は、大変興味
深く拝見しました。撮影距離5mでの写真は、本当に凄いですね。
飛びものもゲットされて、素敵な出会いとなりましたね。

使用レンズのお話が解説の最後に出て来てましたが、私は、
普段は800mmレンズをメインに使っており、ズームレンズは
殆ど使いません。今回の私の道東遠征では、無理やり、54+
x2(=1000mm)というレンズを多用しましたが、手持ち
でしか対応できない場合には、やはり100-400が頼りでした。
タムロンのズームは、全く私の対象外のレンズでしたが、今回
のお話を伺い、遠征時には検討してみても良いかも、と思い
直しました。

では、また。
Commented by likebirds at 2015-08-18 09:42
よっちゃん3さん。コメントありがとうございます。
お盆休みを利用しての猛禽中心の探鳥や撮影、大いに結構だと思います。
好きなことに打ち込めることは幸福ですね。
私も子供の頃は船に限らず、バスやタクシー、さらにはブランコやシーソーでも
酔うことがあったのですが、最近は酔い止めの薬を飲むと酔わなくなりました。
船での野鳥撮影は船が揺れるだけでなく、レンズを覗くという如何にも酔いそうな
作業が加わるので、よっちゃん3さんにはお勧めできません。
私は素人ですので、レンズの話は参考程度にぢてください。自分は500mmを
持っているので100-400を選択しました。主に猛禽を狙う方にはやはり単焦点が
一番だと思います。(likebirds夫)
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