鳥見に行くと書き込みすぎて、次の日にはタネが無くなります。仕方がないので過去のことを書くことになってしまいます。
バードウォッチングを始めたのは、私(夫)の健康診断の結果がきっかけでした。いわゆるコレステロール値が高かったのです。
それでは夫婦で歩こう、ということになり散歩を始めました。最初は夜に家の周りを2kmほど歩いていたのですが、すぐにイヤになりました。景色も同じで飽きてしまうのです。雨が3~4日続いて散歩できないまま止めてしまいました。
次に始めたのが、休日の駅までの散歩です。これは片道2km、往復で4km。川沿いの道を選び、結構続きました。途中にハトがいたり、泳いでいるコイを眺めたりしながら、あまり退屈しません。そのうち、ときどき行く旅行は歩くところがいいね、なんて話になったりして山梨の西沢渓谷などにも行ったりしました。
もともと生き物の好きだった妻が、ある時、庭に来ているツグミを一眼レフカメラで撮りました。その写真を見て、よしっ、これからは鳥を見ながら歩こうということになったのです。初めは鳥なら何でもよく、それこそスズメ、ヒヨドリ、シジュウカラでもめずらしく、ホウジロを見たときは夫婦で喜びの声をあげました。妻はムクドリを「ガニ股歩きのムクちゃん」などと呼んで、二人で見ながら歩いたものです。川沿いを歩くと汚い川にもカワセミだっていることがわかりました。このことが、鳥沼に夫婦をどっぷりとはまらせることになるとは思いませんでした。
52S+MZ3手持ち